ディープ産駒

マルセリーナ 思い出のディープインパクト産駒 その20

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ずっとマルセリーナのことを書きたいと思っていたのですが、今日ようやく書くことができます。

マルセリーナと言えば、ディープインパクト産駒で初めてGⅠを勝った馬。あの時の感激は今もしっかりと覚えています。

それではまず、マルセリーナのプロフィールをご紹介します。

マルセリーナ

2008年2月17日生

父 ディープインパクト 母 マルバイユ 母父 Marju

馬主 社台レースホース  松田博資厩舎所属

通算成績 22戦4勝

主な勝鞍 2011年桜花賞(GⅠ)、2013年マーメイドS(GⅢ)

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マルセリーナの現役時代

マルセリーナは2010年12月、安藤勝己騎手を鞍上に迎えてデビューし、見事勝利を収めました。

その後、オークスまでは安藤騎手が騎乗しています。

シンザン記念で3着になり、その次のエルフィンSで優勝。クラシック戦線に名乗りを挙げます。

この年は同厩舎にレーヴディソールという有力馬がいて、春の牝馬クラシックはこの馬が席巻するのではないかと言われていました。

しかし、レーヴディソールは桜花賞直前に脚部不安のため、出走を回避することが発表されました。

一気に混戦模様になりましたが、マルセリーナが見事に優勝!

武豊騎手が「武豊TV」で話していらっしゃったことによると、安藤騎手は桜花賞前、マルセリーナをとても高く評価していたようです。

これまでに自分が騎乗した名牝、ブエナビスタやダイワスカーレットにもひけをとらないということを、雑誌のインタビューで答えていらっしゃったとか。

また、厩舎のスタッフの方も、桜花賞前に「最高の仕上がりで、これで負けたらしかたがない」とことをおっしゃっていました。

松田博資調教師は定年で2016年に引退されましたが、ブエナビスタなど、牝馬に活躍馬が多かったですね。

私の大好きなハープスターも松田師の管理馬でした。

ハープスター 思い出のディープインパクト産駒その1 現役の時だったか、引退してからだったか覚えていませんが、中央競馬ピーアールセンターのミルクチョコレートクランチを買いました(笑)...

当時はそれほど情報収集していなかったので、陣営の方がマルセリーナに対してそれほど自信を持っていたことを知りませんでした。

それだけにマルセリーナが優勝したことは嬉しい驚きで、レース後に興奮して家の廊下を走り回りました。

なんといっても、ディープインパクト産駒の初めてのGⅠ勝利で、しかもそれがクラシックだったんですから。

後日、桜の花びらを使ったケーキを勝って、ささやかにお祝いしました(笑)。

その後、ディープインパクト産駒は桜花賞で活躍し、2020年までに5勝、2着4回という成績を収めています。

今年は勝てませんでしたが、残り少ない世代でまた桜花賞で勝ってほしいと願っています。

マルセリーナはオークスで4着になった後、血統から向いていると思われていた1,400mや1,600mのレースに出走していました。

しかし、2012年の阪神牝馬Sで2着、同年のヴィクトリアマイルで3着になったものの、勝利を挙げることはできませんでした。

しかし、2013年のマーメイドSでは川田将雅騎手を鞍上に迎えて、2年2ヶ月ぶりに勝利を収めました。

本当に久しぶりの勝利だったので、とてもうれしくて、川田騎手に心から感謝したことを覚えています。

その後は1,800mや2,000m前後のレースに出走しましたが、勝利を挙げることはできず、2013年11月のエリザベス女王杯を最後に引退。

引退後は社台ファームで繁殖牝馬になっています。

マルセリーナのお勧めレース

やはりGⅠを勝った桜花賞と、復活の勝利を挙げたマーメイドSですね。

桜花賞での末脚はまさにディープ産駒と言えるもので、すばらしい切れ味でした。

後方にいたマルセリーナは、直線に入ってからも、行くところ行くところ前が詰まって、進路がなかなか開きませんでした。

でも、進路が空いたら、瞬発力を生かして見事に突き抜けました。

武豊騎手が、マルセリーナのしっぽにつかまっていれば・・・と冗談を言っていたこともよく覚えています。

マーメイドSは、マルセリーナの適性を考えると少し長いと思われた2,000mのレースでしたが、見事に勝ちきってくれました。

マルセリーナの魅力

桜花賞で見せた素晴らしい末脚が、マルセリーナの魅力です。

また、勝ち星から遠ざかっていても、大きな故障をすることなく、丈夫で5歳まで走り続けてくれたことも素晴らしいと思います。

怪我なく、無事に走り続けたおかげで、2年2ヶ月ぶりの復活勝利が可能になったんですからね。

先ほどもお伝えしたように、マルセリーナは現在社台ファームで繁殖牝馬になっています。

初仔のノヴェリスト産駒、ラストドラフトは昨年のGⅢ京成杯で勝利し、重賞勝ち馬になっています。

昨年の中日新聞杯や今年のアルゼンチン共和国杯でも2着になっており、今後ますますの活躍が期待されます。

また、今年3歳のキングカメハメハ産駒、ヒートオンビートはこれまでに3勝を挙げており、2着も3回あります。

マルセリーナの産駒はこれからも期待できそうですね。

マルセリーナにはこれからも末永く元気で、いい仔を出し続けてほしいと思います。

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