ディープ産駒

海外にいるディープインパクト系種牡馬 めざせ、世界征服!?その3

今日は、オーストラリア、ニュージーランド、アメリカ、チリにいるディープ系種牡馬をご紹介します。

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海外にいるディープインパクト系種牡馬 めざせ、世界征服!?その2先日のディープ系種牡馬に関する文章の続きです。以下がディープ系種牡馬がいる国の一覧です。 ...

前にも書きましたが、以下がディープ系種牡馬がいる国の一覧です。

海外にいるディープ系種牡馬まとめ

1. スウェーデン Barocci、ジェニアル (2022年10月にイタリアに移動)

2. イギリス Study of Man

3. アイルランド Saxon Warrior

4. フランス マーティンボロ、ケイアイノーテック

5. イタリア アルバートドック、ジェニアル

6. トルコ スマートロビン、サトノアレス

7. 南アフリカ ダノンプラチナ

8. インド フィエロ、サトノインプレッサ

9. インドネシア Lord Langley (日本での競走馬名 ラングレー)

10. 中国 オコレマルーナ、ゼーヴィント、ガリバルディ

11. オーストラリア トーセンスターダム、Fierce Impact

12. ニュージーランド ステファノス

13. アメリカ Dowsing

14. チリ ヒラボクディープ

オーストラリア

オーストラリアには、しばらく前にディープ産駒が次々に移籍した時期がありました。

ディープ産駒だけでなく、他の日本馬も何頭か移籍しています。

トーセンスターダム

日本からオーストラリアに移籍したディープ産駒のなかで、これまでで最も大きな成功を収めたのが、トーセンスターダムです。

トーセンスターダム

2011年3月14日生

父 ディープインパクト 母 アドマイヤキラメキ

母父 エンドスウィープ

トーセンスターダムは、2016年2月東京新聞杯に出走した後、オーストラリアに渡りました。

移籍前の4歳の春に、オーストラリアに遠征し、GⅠレースを2戦して、2着と5着になります。

この時にオーストラリアの関係者とのご縁ができたのかもしれませんね。

トーセンスターダムは日本で14戦、オーストラリアで6戦(遠征時のレースを含む)しています。

日本では、GⅢのきさらぎ賞とチャレンジカップを勝っていますが、残念ながらGⅠには手が届きませんでした。

デビューから武豊騎手とコンビを組み、クラシック戦線での活躍を期待されていましたが・・・。

ダービーの直線で内ラチにぶつかったシーンを覚えている方も多いのではないでしょうか。

オーストラリアに移籍した後は、体調の問題などから、1年ほどレースに使えない時期があったということです。

でも、6歳になった2017年秋に念願のGⅠを2勝!

翌年の春に引退して、Woodside Park Studで種牡馬入りしました。

Woodside Park StudのHPでは、種牡馬になった後のトーセンスターダムの動画が見られます。

現役時代は細身の印象があったのですが、種牡馬らしくがっちりした馬体になっていますね。

動画では馬体の良さを強調して、オーストラリアの牝馬の良さを引き出すと言っています。

自身も硬い馬場が得意だったので、子供にもそういう特徴が表れているとも。

日本でのオーナーだった島川さん、生産者のノーザンファームの吉田さん(おそらく)は、種牡馬になった今もトーセンスターダムの株主でいらっしゃるんですね。

ここ3年間で日本から来た種牡馬のうち、最も多い繁殖牝馬を集めたとも言っています。

ということは、この動画の撮影時期は2020年になってからでしょうね。

動画もかっこよくまとめられていますし、記事もたくさん掲載されています。

興味のある方はぜひどうぞ。

追記

*2022年11月5日追記

トーセンスターダム産駒、待望の初勝利です🎉

3歳騸馬のShurikenが、10月24日に1200m未勝利戦に出走し、見事に勝利しました。

今日2戦目の1400m戦に出走し、6着でした。

トーセンスターダム産駒は今年の3歳が初年度産駒です。

これまでに21頭がデビューしました。

産駒初勝利が今になったように、種牡馬として現在は苦戦しています。

産駒が主に短距離のレースに出走していることや、今年の豪州は雨が多いことも影響していると思います。

トーセンスターダム自身は比較的長い距離を得意にしていました。

産駒も成長に時間がかかるのかもしれません。

オーストラリアの生産者には、産駒が長い距離のレースに出られるようになるまで、もうしばらく待ってほしいと思います。

種付け料

・豪州

2018年度、2019年度   19,250豪ドル 日本円換算: 約160万円

2020年度 12,100 豪ドル 日本円換算: 約100万円

2021年、2022年 7,700 豪ドル 日本円換算: 約100万円

・アイルランド(シャトル供用)

2023年度 7,000ユーロ 日本円換算: 約100万円

追記

*2022年12月10日追記

トーセンスターダムが、2023年の種付けシーズンにアイルランドの牧場でシャトル供用されることが発表されました。

繋養されるのは、County Westmeath Farm内に新設されるZenith Stallion Station

種付け料は7,000ユーロ。

関係者はトーセンスターダムの血統の良さに注目したとのことです。

トーセンスターダムには、豪州よりもヨーロッパの競馬の方が合う可能性もあります。

良い産駒が出てくれることを祈っています。

詳しくは、シャトル供用されたディープ系種牡馬をご覧ください。

Fierce Impact

*この項目は2021年4月23日に追記しています。

先日、Fierce Impactの引退と種牡馬入りが発表されました。

今年7歳になったFierce Impactは、オーストラリアの秋シーズンを競走馬として過ごした後、引退することが発表されていました。

しかし、レースに出走する態勢が整わなかったようで、予定より早く引退することになったようです。

以下の記事でもご紹介したように、Fierce ImpactはGⅠを3勝しています。

2019-2020年度の最優秀中距離馬にも選出されました。

世界のGⅠレースや重賞レースで活躍したディープインパクト産駒 その2前回の記事に続いて、今日も世界のGIレースや重賞レースで勝利したディープインパクト産駒をご紹介していきます。 https://de...

Fierce Impactが繋養されるのはLeneva Park

種牡馬事業に参入したのは昨年で、現在種牡馬はFierce Impactの他にはもう1頭いるだけです。

同じビクトリア州には、マイル戦線で活躍した他の有力馬が種牡馬入りするらしいです。

Fierce Impactはお手頃価格でスタートという感じでしょうか。

でも勝負はこれから。

反響が大きくて、良い牝馬も集まっているようです。

産駒の誕生後の評価に期待したいです。

種付け料

2021年、2022年 16,500 豪ドル 日本円換算: 約140万円

トーセンスターダムの種付け料と比べると、えらい強気ですな・・・。

このほかにも、オーストラリアではリアルインパクト、ミッキーアイル、リアルスティール、Saxon Warriorがシャトル種牡馬として種付けを行いました。

今年はアルアインもオーストラリアに行く予定だったとのことですが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で中止になりました。

Saxon Warriorは今年もオーストラリアに行っています。

ニュージーランド

ニュージーランドにはステファノスがいます。

ステファノス

2011年2月13日生

父 ディープインパクト 母 ココシュニック

母父 クロフネ

ステファノスはトーセンスターダムの同期ですね。ディープの4世代目の産駒です。

ステファノスはデビュー前から話題になっていて、私もデビューを楽しみにしていたことをよく覚えています。

デビュー戦は4着でがっかりしたことも(笑)。

でも、3戦目で勝ち上がり、3歳でGⅢの富士ステークスを制しました。

戦績を振り返ってみると、2着が本当に多いですね。

GⅠでは香港のレースを含めて、3度2着になっています。他の重賞レースでも2回。

最初に香港に遠征した時に手応えをつかんだのか、香港には5度遠征しています。

残念ながらGⅠで勝利を収めることはできず、2018年12月の香港でのレースを最後に引退。

引退後は、ニュージーランドのNovara Park Studで種牡馬入りしました。

HPを見ると、ステファノス自身ももちろんですが、ディープの業績を大々的にアピールしていますね。

海外にいるディープ系種牡馬は、それぞれの国では業績を挙げたわけではない仔が多いです。

産駒がまだ出走していない段階では、やはり「ディープの息子」が一番のセールスポイントでしょうね。

最初のシーズンは108頭に種付けしたそうです。

シンジケートではない種牡馬にしては、多くの繁殖牝馬を集めることができたようです。

種付け料

2020年度 7,000ニュージーランドドル 日本円換算: 約55万円

2021年、2022年 7,000ニュージーランドドル 日本円換算: 約55万円

*2021年4月25日追記

ステファノスが繋養されているNovara Park Studのツイッターによると、

2021年度の種付け料は7,000NZドルで変わらず。

 

また、ニュージーランドでは、2018年と2019年にサトノアラジンがシャトル供用されました。

サトノアラジンのオーストラリアでのシャトル供用について詳しくは、

シャトル供用されたディープ系種牡馬

をご覧ください。

追記

*2022年12月17日追記

ステファノスの初年度産駒が初勝利を挙げました🎉

12月17日、ニュージーランドのTrentham競馬場で、2歳牝馬のPignanが出走し、見事に勝利!

1,100m戦でした。

Pignanは今年9月にデビューし、これで3戦目。前2戦は3着でした。

このレースにはステファノス産駒の2歳牝馬、Love Taniaも出走していました。

しかし、残念ながら上位には来られませんでした。

これからもステファノス産駒が順調にデビューし、活躍してくれることを祈っています。

アメリカ

*この項目は2021年5月20日に追記しました。

過去に書いたページで、アメリカにもディープ系種牡馬がいるはずだが、詳細がわからないとお伝えしました。

最近情報を入手しましたので、追記します。

アメリカにいるのはDowsingです。まずプロフィールをご紹介します。

Dowsing

2013年6月1日生

父 ディープインパクト 母 フォレストレイン

母父 Caerleon

このDowsingは聞き慣れない名前だと思います。未出走に終わった馬だからです。

Study Of Manのオーナーであるニアルコス家が、所有する繁殖牝馬のフォレストレインを日本に送りました。

ディープインパクトとの間には3頭の仔が生まれていますが、Dowsingも含め、活躍馬を出すことはできませんでした。

フォレストレインの初年度産駒、フリードニアは来日して、2006年のジャパンカップに参戦しています。

ディープと同じレースで走ったので、覚えている方もいらっしゃるかもしれませんね。

Dowsingはフランスで調教中に腱を損傷して、デビューできませんでした。

そして、2017年にアメリカインディアナ州のHolden Farmで種牡馬入りしました。

Throughbred Daily News紙の2017年3月6日付けの記事には、Dowsingの写真が掲載されています。

写真を見ると、額にディープと似た斑があります。4歳でしたが、まだ幼げな顔をしています。

Dowsingの初年度の種付け料は10,000米ドル。現在は25,000米ドルに上がっています。

未出走で、産駒の実績もまだない現状では、この価格はかなり強気の設定のようです。

毎年20頭前後に種付けしています。

種牡馬入り当時の新聞記事には、ニアルコス家が種付けの権利を保有するとも書かれていました。

今年2年めの産駒がデビューします。

Holden Farmの共有オーナーさんがサンデーサイレンスのファンだったという話を聞きました。

同牧場のFacebookには、ディープ産駒の海外での活躍のニュースが掲載されています。

Dowsingにはこれからも元気で過ごしてもらって、1頭でも活躍馬を出してくれればと願っています。

種付け料

2017年 10,000ドル 日本円換算: 約110万円

2021年 ~ 2023年   25,000ドル  日本円換算: 約280万円

なんかすごく強気の価格設定ではないでしょうか?最初のシーズンでも高いって言われてたみたいなのに。

同じ地域の他の種牡馬より飛び抜けて高いんですけど。参考資料はこちら

ほぼプライベート種牡馬って感じなんで、いいのかなあ・・・。

追記

*2022年12月11日追記

2021年5月、Dowsing産駒の3歳騸馬(当時)、Book of Romeoが、インディアナグランド競馬場の未勝利戦で勝利しました🎉

そして、今年9月には、Horseshoe Indianapolis競馬場で4歳牝馬のBickermentsが勝利を収めています。

同月には同じ競馬場で4歳騸馬のPresto Benchが2着になっています。

Dowingは2021年には15頭の牝馬と交配し、8頭の仔が生まれています。

2022年は12頭と交配しました。

Bloodhorseの記事によると、Dowsingの種付け料は2023年度も25,000ドルに設定されています。

チリ

チリにはヒラボクディープがいます。

ヒラボクディープ

2010年4月26日生

父 ディープインパクト 母 キャットアリ

母父 Storm Cat

ヒラボクディープは3世代目のディープ産駒です。

3歳時にGⅡの青葉賞を制しました。

ダービーや菊花賞にも出走しましたが、残念ながら良い結果は得られませんでした。

その後はオープンクラスのレースや重賞に出走し、24戦4勝の成績を挙げます。

そして、2017年9月のレースを最後に引退。

引退後はチリのHaras Matriarca牧場で種牡馬入りしました。

ヒラボクディープの最新の画像が、ツイッターにアップされていました↓

2022年4月20日付けです。

 

この牧場は、ツイッターやYoutubeでも積極的に情報発信しているようです。

チェックしていると、最新のヒラボクディープの情報が得られます。

そして、産駒の動画も。この仔はたぶんセールに上場されたんですね。

2022年4月13日にツイートされたものです。

種付け料

2020年度 2,000米ドル 日本円換算: 約20万円

2021年度 2,000,000チリ・ペソ 日本円換算: 約30万円

2020年度と2021年度の金額は違うように思えますが、ドルとチリ・ペソの違いだけで、金額はほとんど変わっていないのかもしれません。

 

これまで海外の牧場で繋養されているディープ系種牡馬をご紹介してきました。

種牡馬は移動が多いと聞きますし、今後引退する仔達など、状況がどんどん変わっていくでしょう。

何か変化があった時には、修正や追加をしたいと思います。

今海外にいるディープ系種牡馬は、その国での実績がないことが多いです。

それで、最初は父親のディープの業績が大々的にアピールされています。

でも、産駒がデビューして活躍すれば、自身の業績がアピールされていくことでしょう。

まずは元気で過ごしてもらって、今いる場所で末永くかわいがってもらえることを祈っています。

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