ディープ産駒

世界のGⅠレースや重賞レースで活躍したディープインパクト産駒 

今日は、海外でGⅠレースなどの大レースに勝利したディープインパクト産駒を、まとめてご紹介しようと思います。

このブログでは、ディープインパクトやその産駒の思い出を書いています。

ここに来てくださる方は、ディープ産駒の日本での活躍はよくご存知のためか、海外での実績に興味がおありになるようですね。

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この文章も楽しんで読んでいただけたら幸いです!

ディープインパクト産駒が重賞を勝利した国や場所

それではまず、ディープインパクト産駒がこれまで重賞勝利を収めてきた国や場所をご紹介します。

重賞勝利を上げた場所一覧
  1. アイルランド
  2. イギリス
  3. フランス
  4. ドバイ
  5. 香港
  6. 日本
  7. オーストラリア
  8. アメリカ

この一覧を書く必要があったのか疑問ですが💦、要するに、国際的に著名なレースが開催されている場所なんですよね。

アメリカでの重賞勝利がないのが、個人的には残念です。

残り少ない世代で、アメリカの大レースで勝利することができるでしょうか。←できました!!(2021年11月8日追記)

海外の大レースで勝利を収めたディープインパクト産駒

ここからは、世界の大レースで勝利したディープインパクト産駒をご紹介していきます。

外国産馬と日本産馬と分けて記しますが、意外な馬が日本産馬だったということもあるかもしれません。

私も調べていて、「あれ?そうだったの?」と何回か思いました(笑)。

まずは一覧をお見せします。

ここで注意していただきたいのは、一覧に書かれているのはあくまでも海外のレースでの成績だということです。

例えばキズナはもちろんGⅠ馬ですが、海外のGⅠレースを勝ったわけではないので、「重賞勝ち馬」としてあります。

馬の並びはアイウエオ順です。

2021年11月12日現在
海外のGⅠレース、重賞レースを制したディープインパクト産駒 23頭
外国産馬 6頭

GⅠ勝ち馬4頭 

スタディオブマン、ビューティパーラー、ファンシーブルー、プロフォンド
重賞勝ち馬2頭

バルタバ、ハラジュク

日本産馬 17頭

GⅠ勝ち馬11頭 

ヴィブロス、エイシンヒカリ、グローリーヴェイズ、サクソンウォリアー

ジェンティルドンナ、トーセンスターダム、フィアースインパクト

リアルインパクト、リアルスティール、ラヴズオンリーユー

スノーフォール
重賞勝ち馬6頭

アキヒロ(改名してスティミュレーション)、アクアマリン、キズナ、ジェニアル、サヴァラン、マカヒキ

外国産馬

それでは、外国産馬のご紹介です。海外で主に活躍した馬は、英語のスペルも記しておきます。

馬名の前に👑のマークがついているのは、海外のGⅠ勝ち馬です。

👑ビューティーパーラー Beauty Parlour (GB)

勝利レース: 2012年 フランス プール・デッセ・デ・プーリッシュ(GⅠ)

グロット賞(GⅢ)

ビューティーパーラーは2世代目のディープインパクト産駒です。

ディープの種牡馬としての活躍を語る上で、この馬の功績は欠かすことができません。

後に外国の著名な生産者が所有する牝馬を日本に送りこんで、ディープと交配させます。

そのきっかけを作ったのがビューティーパーラーです。

この馬が早い時期にフランスのクラシックレースで優勝してくれたおかげで、ディープの種牡馬としての優秀さが外国の人にも伝わりました。

ちなみに、プール・デッセ・デ・プーリッシュは1,600mのレースで、フランス1000ギニーとも呼ばれています。日本の桜花賞にあたるレースです。

ビューティーパーラーについて詳しくは、以下のページをご覧ください。

Beauty Parlour 思い出のディープインパクト産駒その13 追記あり先月、Fancy Blueがフランスのオークスで勝利しました。そして、次走のナッソーステークスでも、年上の馬たちを相手に優勝。 海...

👑スタディオブマン Study of Man (IRE)

勝利レース: 2018年 フランス ジョッケクルブ賞(GⅠ)

グレフュール賞(GⅡ)

フランスのジョッケクルブ賞は、フランスダービーと呼ばれることもあるレースです。

スタディオブマンは2018年にこのレースを制しました。

2018年はワグネリアンが日本ダービーを勝ち、サクソンウォリアーがイギリスの2000ギニーを制しました。

日仏英で牡馬のクラシックレースを勝って、とても興奮したのを覚えています。

スタディオブマンは、欧州の有力馬主のニアルコスファミリーが生産した馬です。

日本に送っていた繁殖牝馬のセカンドハピネスとディープを交配させて、スタディオブマンが生まれました。

母の父がストームキャットで、母の母が名牝ミエスクという血統は、後にご紹介するリアルスティールと同じです。

2019年に引退し、イギリスのLanwades Studで種牡馬になりました。

こちらの記事でもスタディオブマンについて書いています。

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👑ファンシーブルー Fancy Blue (IRE)

勝利レース: 2020年 フランス ディアヌ賞(GⅠ)

イギリス ナッソーステークス(GⅠ)

ファンシーブルーのことを書こうとすると、いまだに残念だという気持ちが抑えられません。

ファンシーブルーは6戦した後、調教中の怪我がもとで3歳で引退を余儀なくされました。

4勝2着1回3着1回という立派な成績でした。

ヨーロッパの一流レースでこれだけの成績を挙げてくれるディープ産駒は、本当に貴重です。ヨーロッパにいる産駒の数は少ないですから。

ファンシーブルーは、世界有数のサラブレッド事業体であるクールモアが生産した馬です。

母馬のチェンチコヴァを日本に送り、ディープと交配させました。

グリーンチャンネルの中継番組で、世界の合田直弘さんが母馬について説明されていました。

ナッソーステークスの時だったか、フランスオークスの時だったか忘れましたが。

チェンチコヴァは半年ぐらいしか日本にいなかったそうです。

ディープと交配して、受胎を確認して、移動できる時期になったらすぐにアイルランドに戻したということですかね。

そして、同国で生まれたのがファンシーブルーです。

ディアヌ賞はフランスオークスとも呼ばれています。

2012年にビューティーパーラーが出走して惜しくも2着でしたので、ファンシーブルーが勝ってくれた時はとてもうれしかったです。

祝 Fancy Blue、仏オークス勝利!追記あり7月5日、フランスからうれしいニュースが届きました!! 3歳牝馬限定のGⅠレース、ディアヌ賞(Prix de Diane)に、アイ...

ディアヌ賞の次は牝馬限定のナッソーステークスに出走しました。3歳限定戦ではなく、古馬も出走するレースです。

日本産馬で欧州に長期滞在していたディアドラや、世界各国のレースで活躍しているマジックワンドも出走していました。

強い相手が揃っていましたが、ファンシーブルーは斤量差も生かして見事に1着でゴール。本当に感動しました!

なのに、その次のメイトロンステークスで3着になったのを最後に、現役を引退することに。うう・・・💧

命にかかわる大怪我でなかったことをせめてものなぐさめにして、ファンシーブルーの子どもたちの活躍を楽しみにするしかないですね・・・。

バルタバ Bartaba (FR)

勝利レース: 2018年 フランス ベルドニュイ賞(GⅢ)

このブログでバルタバを取り上げるのは初めてなので、プロフィールを書いておきます。

バルタバ

2015年2月24日生

父 ディープインパクト 母 Baahama 母父 Anabaa

馬主 Wertheimer & Frere  André Fabre厩舎所属

通算成績 12戦4勝

ベルドニュイ賞は1マイル6ハロン(2,800m)のレース。

海外で活躍しているディープ産駒は、1,600~2,000mの距離を走っている仔が多いです。

それで、バルタバが出てきた時には、長距離で活躍できる仔がいるととても楽しみにしていました。

バルタバの馬主のヴェルテメール兄弟は、有名ブランドのシャネルのオーナーです。

馬主もされていて、ディープが種牡馬入りして間もない頃から、所有する繁殖牝馬を日本に送り、ディープと交配させていました。

重賞を勝ったのはこのバルタバと、後でご紹介するアキヒロ(後に売却)だけですね。

バルタバは今年5歳。昨年8月のレース以降、出走していません。

繁殖牝馬になったという記録もないようですが、現役を続行しているのでしょうか。

ハラジュク Harajuku (IRE)

勝利レース: 2021年 フランス クレオパトラ賞(GⅢ)

ラヴズオンリーユーが香港でGⅠ勝利を収めた翌週に、またうれしいニュースが入ってきました!

ハラジュクが5月1日にサンクルー競馬場で開催されたクレオパトラ賞(GⅢ)で優勝しました!

このブログでハラジュクを取り上げるのは初めてなので、プロフィールを書いておきます。

ハラジュク

2018年2月23日生

父 ディープインパクト 母 Phaenomena 母父 Galileo

馬主 Flaxman Stables Ireland Ltd → Flaxman Holdings Ltd

André Fabre厩舎所属 → H Graham Motion厩舎所属

通算成績(2021年5月4日現在) 5戦2勝

ハラジュクは2020年7月にデビュー。鮮やかな勝ち方をして、今後に大いに期待を抱かせてくれました。

でもその後思ったような結果が出ず、クラシック戦線での活躍は難しいのかなと思い始めていました。

でも、クレオパトラ賞では力強い走りで勝利を収めました。

クレオパトラ賞は2100mのレースです。

6月20日にシャンティイ競馬場で行われるディアヌ賞で、昨年の勝ち馬Fancy Blueに続いて良い結果を収めてほしいです。

ハラジュクの生産者はニアルコス家。Study Of Manと同じですね。

このような大物の馬主さんが、ディープの仔を生産し続けてくれたことは本当にありがたいことです。

ハラジュクはまだ3歳。これからどのような活躍を見せてくれるのか、楽しみにしたいです。

*2021年11月28日追記

ハラジュクがアメリカに移籍したことがわかりました。

オーナーの表記を見ると、前のオーナーの関連会社のようなので、新しいオーナーになったというわけではなさそうです。

8月21日にフランスのGⅡノネット賞で4着になった後、9月18日にアメリカのリステッドレースにいきなり出走。

GⅠレースならともかく、このリステッドレースに出走するためだけに遠征したのではないだろうと思っていたら、やはりですね。

10月16日に所属がアメリカの調教師さんの厩舎に移りました。

その後すでに2戦していますが、まだアメリカのレースに慣れていないのか下位に終わっています。

ってか、少しぐらい休ませてあげて。今年の4月からほぼ毎月出走してるんだしー。

👑プロフォンド Profondo (AUS)

しばらく目を離していた間に、プロフォンドがオーストラリアでGⅠを勝っていました(爆)。

まずはプロフィールをご紹介します。

プロフォンド

2018年8月28日生

父 ディープインパクト

母 Honesty Prevails

母父 Redoute’s Choice

馬主 Galletta Construction Co Pty Ltd

Richard Litt厩舎所属

通算成績(2021年11月13日現在) 3戦2勝

プロフォンドは、2020年1月に開催されたマジックミリオンズ社のゴールドコースト・イヤリングセールに上場されました。

生産者はArrowfield Pastoral Pty Ltd。190万豪ドル(約1億5600万円)という高額で落札され、話題になりました。

オーストラリアではトライアルというレース形式の調教が行われています。日本にはない調教方法ですね。

レース形式とはいえ、あくまでも調教なので、全力で走らせない馬もいると思います。

しかし、デビュー前のプロフォンドはトライアルでも1着を続けて、期待を抱かせてくれました。

そして、いよいよ9月1日の1400mのレースでデビュー。見事勝利を飾ります。

その次に出走したGⅢレースでは、0.38馬身差の2着に惜敗。

そして、今回ランドウィック競馬場で開催されたGⅠスプリングチャンピオンステークスに出走し、見事優勝しました🎉

このレースは3歳限定の2,000m戦です。

初めてレースを見た時、最後の直線の走りが、皐月賞の時のディープに似てると感じました。

オーストラリアのGⅠレースで優勝したディープインパクト産駒は3頭います。

トーセンスターダム、リアルインパクトフィアースインパクトです。

3頭とも日本産馬です。リアルインパクトはオーストラリアに遠征し、GⅠレースで勝ちました。

トーセンスターダムとフィアースインパクトはそれぞれ日本とイギリスで競走生活を送り、その後豪州に移籍しました。

つまり、プロフォンドは豪州産ディープ産駒で初めてGIを制した馬なのです。

豪州からも繁殖牝馬が何頭か来日し、ディープと交配しました。

その後の結果を見てみると、ディープ産駒と豪州はあまり合っていない面があると感じていました。

現在の日本のやり方を見てもわかる通り、ディープ産駒は基本的にレースの間隔を空けて出走させたほうがよいタイプが多いです。

何回かレースを使って徐々に調子を上げていくのではなく、最初から勝負ができます。

その代わり、レース後の消耗が激しく、間隔を詰めて出走させると力が発揮できません。

でも、欧州も似たところがあると思いますが、豪州はレース間隔を詰めてどんどん出走させます。

そうされると、ディープ産駒は力が十分発揮できないのですね・・・。豪州には豪州のやり方があるので、しかたがないのですが。

でも、幸いにもプロフォンドは春シーズンはこのレースで終了し、秋シーズンに備えるということなので安心しています。

今回の勝利で期待が一層高まったプロフォンド。

まだ3歳ですのでゆっくり休養して成長してもらい、今後の活躍に期待したいです。

こうやって見てくると、フランスでの勝利が多いですね。ディープ産駒の特徴に合っているのかもしれません。

今日はここまでにして、残りの馬たちについては後日ご紹介します!

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