ディープ産駒

海外にいるディープインパクト系種牡馬 めざせ、世界征服!?

今日は地理が苦手な私が、無謀なことをやってしまおうと思います。

そう、今ディープ系の種牡馬が、世界のどこにいるかまとめようというのです(笑)。

ここで言う「ディープ系の種牡馬」とは、ディープ産駒で種牡馬になった仔たちという意味です。

毎回「ディープ産駒で種牡馬になった仔たち」と言っていると長いので。

最近うれしいことに、ツイッターで、世界各地にいるディープ系種牡馬の産駒がレースで勝利を収めたというニュースが、次々に入ってくるようになりました。

種牡馬は移動が多いといいますし、あくまでも現時点での繋養先になりますが。

今いる場所で、できるだけ長くかわいがってもらえるように祈りをこめて。

以下が、ディープ系種牡馬がいる国の一覧です。

海外にいるディープ系種牡馬まとめ

1. スウェーデン Barocci、ジェニアル

2. イギリス Study of Man

3. アイルランド Saxon Warrior

4. フランス マーティンボロ

5. イタリア アルバートドック

6. トルコ スマートロビン

7. 南アフリカ ダノンプラチナ

8. インド フィエロ

9. 中国 オコレマルーナ、ゼーヴィント、ガリバルディ

10. オーストラリア トーセンスターダム、Fierce Impact

11. ニュージーランド ステファノス

12. アメリカ Dowsing

13. チリ ヒラボクディープ

この記事では、海外にいる種牡馬について書いていきたいので、日本にいる仔たちは除外ということで。

日本にいる仔たちは、皆さんもよくご存知ですし。

また、上に挙げた国以外にも、以前アメリカで種牡馬になったディープ産駒がいました。

その仔は未出走か現役時代にあまり良い成績を挙げられませんでした。

しかし、牧場のオーナーの方がサンデーサイレンスの血統がとても気に入っている方で、その仔を種牡馬にしたと聞いていました。

でも、申し訳ないんですが、その仔の名前を忘れてしまって、今も種牡馬をしているかどうか調べようがないんです。

どうなんでしょう・・・その後、特にニュースも聞こえてきていないんですけど・・・。

*2021年5月20日追記

このアメリカにいるディープ系種牡馬、Dowsingの情報を最近入手することができました!

詳しくは、

海外にいるディープインパクト系種牡馬 めざせ、世界征服!?その3

をご覧ください。

欧州

それではまず、ヨーロッパにいる種牡馬からご紹介します。

スウェーデン

スウェーデンで種牡馬をしているのはBarocciとジェニアルです。

それでは、まず2頭のプロフィールから。

Barocci

2009年2月28日生

父 ディープインパクト 母 バステッド

母父 Giant’s Causeway

ジェニアル

2014年2月7日生

父 ディープインパクト 母 サラフィナ

母父 Refuse To Bend

Barocci

Barocciが繋養されているのは、Rävdansens Stud

HPを見ると、エイシンダンカークの名前もありますね。写真も掲載されています。

スウェーデン語なので、何を言っているのかはよくわからないんですけど(笑)。

Barocciは、フランスの1000ギニーを勝ったBeauty Parlourの全兄です。

Beauty Parlour 思い出のディープインパクト産駒その13 追記あり先月、Fancy Blueがフランスのオークスで勝利しました。そして、次走のナッソーステークスでも、年上の馬たちを相手に優勝。 海...

フランス、アメリカで現役時代を過ごした後、スウェーデンで種牡馬入りしました。

初年度産駒が2018年にデビュー。産駒の活躍のニュースも聞こえてきています。

種付け料

2019年度 3,000ユーロ  日本円に換算すると約40万

2020年度 25,000SEK(スウェーデンクローネ)  日本円に換算すると約30万

Racing Post紙のHPによると、2015年~2018年まではPrivateとなっていました。

ジェニアル

ジェニアルはScandinavian racehorsesで繋養されています。HPにはジェニアルのかっこいい写真が掲載されています。

ツイッターのアカウントはこちら

Decamond RacingさんのHPにも情報があります。

ジェニアルは皆さんもご存知の通り、日本でデビューした後フランスに渡りました。

フランスでの初戦は、鞍上に武豊騎手を迎えて、GⅢのメシドール賞に出走。

日本では当時の500万下のクラスにいた馬が、フランスのGⅢレースに勝利したということで大きな話題になりました。

その後は残念ながら勝利を挙げられず、昨年7月に引退。

引退後はドイツで種牡馬になるという話もあったそうです。

でも、ドイツで種牡馬になるための要件に合わず、スウェーデンで種牡馬になることになったそうです。

来年から供用開始でしょうか。スウェーデンで活躍している先輩、Barocciと同じように良い仔を出してほしいです。

*2022年1月4日追記:

2021年のクリスマスに撮影されたジェニアルの最新の動画です。

2021年11月14日追記:

Racing Post紙に新しいジェニアルの記事が載っていました。10月16日付けの記事です。

このニュース、私にとっては複雑な感じがするんです。

ジェニアルは今年、スウェーデンで繋養されている種牡馬のなかで最も多くの種付けをした馬になったそうです。

ここまではおめでたいことなんですが、その頭数が36頭!!

ジェニアルの他に2桁の繁殖牝馬を集めた種牡馬は4頭いますが、Barocciは入っていない・・・

スウェーデンの生産者の大部分は、繁殖牝馬をイギリスやフランス、アイルランド、ドイツにいる種牡馬と交配させるそうです。

そうなのか!スウェーデンの事情を初めて知りました。

日本の人気のある種牡馬の種付け頭数とは比較にならない状況ですね・・・。

Barocciもジェニアルも、大きなレースで勝ってくれる仔が出てくれることを祈っています。

そうすれば、もっと産駒の頭数も増えると思うので。

Barocciとジェニアルについて、気になる情報を見つけました。

ご興味のある方は、

Barocciとジェニアル – スウェーデンにいるディープインパクト系種牡馬

をご覧ください。

追記

*2022年5月4日追記

ジェニアルの現役時代の馬主、キーファーズさんのHP、キーファーズサロン。

そのサイトにジェニアルの最新情報が掲載されていました。

在仏記者の沢田康文さんが書かれたコラムで、ジェニアルは、

北欧の厳しい寒さも苦にせず元気に過ごしており、

気性も扱い易く一部の種牡馬で見られるような荒さもなく

牧場スタッフの方々に可愛がられている

とのことです。

性格の穏やかさは、他のディープ系種牡馬でもよく言われることですね。

可愛がってもらっているのが何よりです。

さらに、

産駒の特徴は体高がある立派なフレームを持つ馬が多く、

体幅は平均サイズで軽さがある芝馬タイプとの印象

と書かれています。

スウェーデンでの種牡馬生活が3年目になる今年。

交配頭数は「20~30頭の間と予測」されているとのこと。

詳しくはキーファーズサロンの沢田さんのコラムをご覧ください。

リンクを貼ってよいかどうかわからなかったので、リンクは貼りませんでした。

種付け料

2021年度 25,000SEK(スウェーデンクローネ)  日本円換算: 約30万

2022年度 20,000SEK(スウェーデンクローネ)  日本円換算: 約25万

イギリス

イギリスには、2018年のフランスダービーを制したStudy of Manがいます。

Study of Manのプロフィールはこちら↓

Study of Man

2015年4月9日生

父 Deep Impact 母 Second Happiness

母父 Storm Cat

Study of Manは2019年に引退。引退後は、イギリスのLanwades Studで繋養されています。

このHPでは、動画で、この牧場に到着してからのStudy of Manの歩いている姿が見られます。

ちょっとがっしりしたたくましい感じの馬体ですかね。

2021年に初年度産駒が誕生しますね。これからの活躍が楽しみです。

2021年1月23日追記:

Racing Post紙に、Study of Manの初仔誕生のニュースがありました。

Lanwades Studによると、Study of Manはヨーロッパの大手の生産業者数社からサポートされているとか。

要するに、種付けしてるってことですね、きっと。

Study of Manはヨーロッパの生産業界の大きな資産になるだろうって。

本当にそうなったらうれしいです。

種付け料

2020年度 15,000ポンド 日本円換算: 約220万円

2021年度 12,500ポンド 日本円換算: 約190万円

2022年度 12,500ポンド 日本円換算: 約190万円

アイルランド

アイルランドには、2018年のイギリスの2000ギニーで優勝したSaxon Warriorがいます。

Saxon Warrior

2015年1月26日生

父 ディープインパクト 母 メイビー

母父 Galileo

Saxon Warriorは、2017年のレーシングポストトロフィーにも勝利しており、GⅠ2勝を挙げました。

2018年9月のレースを最後に引退し、アイルランドのCoolmore Studで種牡馬入りしました。

Coolmore StudのHPには種牡馬紹介の動画がアップされています。

Saxon Warriorの現役時代のレース映像が見られます。

それにしてもCoolmoreのHPに掲載されている写真、どれもかっこいいなー。

腕のいいカメラマンさんを使って、お金もかけてそう(笑)。

今年初年度産駒が誕生しています。

セレクトセールにも牝馬(ウェルアウェイ)が上場され、4,100万円で落札されました。

Saxon Warriorはアイルランドだけではなく、シャトル種牡馬としてオーストラリアにも行っています。

今年も行っているようです。

アルアインもオーストラリアにシャトルされる予定だったそうです。

しかし、新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止になりました。

Saxon Warriorは、Coolmoreの牧場がオーストラリアにもあるから大丈夫だったんですかね。

サクソンウォリアーの初年度産駒。

クールモアがセールで高額で売却されたというニュースをたびたび発表しています。

HPには、「初年度産駒(1歳馬)が

¥190,000,000, ¥90,000,000, €540,000, €370,000, 325,000gns, 300,000gns, €270,000, 205,000gns,

€200,000, €160,000, €125,000, 120,000gns, 115,000gns, 115,000gns, 105,000gns, €100,000

などの価格で売却されました」

と書かれています(笑)。セレクトセールでも高値がついていましたね。

追記

*2022年4月5日追記

期待のサクソンウォリアー産駒がいよいよデビューしました!

そして、最初にデビューした産駒、SER SEDが初戦で勝利を収めました。

フランスの1100m戦です。

つまり、サクソンウォリアー産駒全体にとっても、デビュー初戦で勝利を収めたことになります。

種牡馬として最高のスタートを切ったサクソンウォリアー。

ますますの成功を祈ります。

追記

*2022年4月29日追記

Saxon Warriorは、2022年もシャトル種牡馬としてオーストラリアに滞在するようです。

2019年から4年連続です。

今年の種付け料は19,250豪ドル。

昨年は13,750豪ドルだったので、けっこう上がりましたね。

4月29日現在、2頭の産駒がデビューしています。

先ほども書きましたが、1頭が勝利を収めました。

まだ産駒の実績で種付け料が上がるという段階ではないと思うんだけどな。

でも、豪州での需要はあると考えてもいいと思います。

追記

*2022年9月21日追記

9月17日、サクソンウォリアー産駒の2歳牡馬、Victoria Roadが初めての重賞勝利を挙げました🎉

サクソンウォリアーにとっても産駒初の重賞勝利です。

フランスのシャンティイ競馬場で開催されたGⅢレース、コンデ賞。1800m戦でした。

サクソンウォリアー産駒はこれまでに14頭が勝ち上がり。

イギリス、アイルランド、フランス、スペイン、トルコで勝利を挙げています。

豪州でもそろそろ産駒がデビュー予定で、一層の活躍が期待されます。

種付け料

・欧州

2019年度 30,000ユーロ 日本円換算: 約400万円

2020年度 27,500ユーロ 日本円換算: 約360万円

2021年度 20,000ユーロ 日本円換算: 約260万円

2022年度 20,000ユーロ 日本円換算: 約260万円

・豪州(シャトル供用)

2019年度 30,000豪ドル 日本円換算: 約250万円

2020年度 17,600豪ドル 日本円換算: 約150万円

2021年度 13,750豪ドル 日本円換算: 約110万円

2022年度 19,250豪ドル 日本円換算: 約180万円

フランス

フランスにはマーティンボロがいます。

マーティンボロ

2009年8月2日生

父 ディープインパクト 母 ハルーワソング

母父 Nureyev

Study of Man、Saxon Warriorのプロフィールを見てきて、マーティンボロになると、ぐっとなじみがでてきますね(笑)。

マーティンボロは中日新聞杯、新潟記念とGⅢレースを2勝して、2016年11月のレースを最後に引退。

その後フランスに渡り、種牡馬入りしました。

現在はHaras de Grandcamp牧場で繋養されています。

マーティンボロの初年度産駒は今年デビュー。活躍の便りも聞こえてきています。

マーティンボロというと、やはり全兄のフレールジャックを思い出します。

ディープの初年度産駒で、レース中の故障で命を落としたフレールジャック。

マーティンボロには兄の分まで、フランスで頑張ってほしいです。

追記

*2022年4月29日追記

マーティンボロ産駒が平地、障害を通じて初めてのリステッド勝ちを収めました!!

フランスの障害戦です。

勝ったのは、4歳セン馬のLe Garlaban。

平地競走では苦戦していたマーティンボロ産駒ですが、障害で活躍馬が出てきています。

欧州では障害戦が盛んですし、マーティンボロも障害に強い種牡馬の地位を確立してほしいです。

追記

*2022年5月29日追記

マーティンボロ産駒がなんと北アフリカの国、リビアで初の重賞勝利を収めました!

5月7日にリビアの3歳ローカルGⅡ、アルジェイドカップでAL MONTASIRが勝利しました🎉

ダート1600m戦です。

母馬はGREEN DESERT産駒のLAURELDEAN DESERT(GB)。

AL MONTASIRはリビア産ということなので、母馬は受胎後にリビアに移動したということなのでしょう。

リビアには少なくとももう一頭、マーティンボロ産駒がいることが確認できました。

WASFAHという馬で、この馬もリビア産。

母馬はLADY VERDE(FR)。母父はMESHAHEER。

3月にAL MONTASIRと同じレースに出走し、4着でした。

リビアは2年前に内戦が終わったばかりです。

でも、レースイベントの動画を見ると、国を挙げて競馬を盛り上げていこうという雰囲気があります。

とても興味深かったです。

次は拠点のフランスでも重賞勝利といきたいですね。

種付け料

2017年度 4,000ユーロ 日本円換算: 約50万円

2019年度 4,000ユーロ 日本円換算: 約50万円

2020年度 4,000ユーロ 日本円換算: 約50万円

2021、2022年度 3,000ユーロ 日本円換算: 約40万円

イタリア

イタリアにはアルバートドックがいます。

アルバートドック

2012年1月21日生

父 ディープインパクト 母 ゴールデンドックエー

母父 Unusual Heat

アルバートドックは小倉大賞典、七夕賞とGⅢレースを2勝しました。

先程のマーティンボロと同じですね。

2016年9月のレースを最後に引退。その後イタリアに渡り、種牡馬入りしました。

繋養されているのは、Società Agricola di Besnate牧場

イタリアに渡ったのは2018年で、初年度産駒は2021年にデビューするとのことです。

イタリアの競馬って、経営不振というニュースも聞こえてきていましたが、今は大丈夫なんでしょうか。

追記

*2022年5月4日追記

アルバートドックの初年度産駒は今年3歳になりました。

この世代は15頭しかいないそうですが、有力な馬が2頭も出てきてくれました!

まずは、TEMPESTI

4月24日のリステッドレース、ボッティチェリ賞で勝利を収めました。

アルバートドック産駒初のリステッドレース勝利です。

ボッティチェリ賞はイタリアのダービーの前哨戦です。

4連勝中のTEMPESTIは有力候補としてダービーに向かいます。

そして、もう一頭の有力馬、TRAMAGLINO

5月1日に開催されたダービーの前哨戦、エマニュエルフィリベルト賞で2着に入りました。

TRAMAGLINOもダービーに向かうと思われます。

この2頭の活躍で、イタリアのメディアが

「アルバートドックは忙しくなるだろう」

と書いていました。

本当にそうなってくれたらうれしいです。

そして、ダービーの結果が楽しみでしかたがありません!

日本と同じくらいに(笑)。

追記

*2022年5月29日追記

5月22日に開催されたGⅡのイタリアダービー。15頭が出走しました。

アルバートドック産駒は、上にも書きましたTEMPESTIを含め、3頭が出走。

イタリア産の馬はこのアルバートドック産駒3頭だけで、他の馬は外国産馬だそうです。

勝ったのはドイツから遠征してきたARDAKAN。

TEMPESTIは惜しくも2着でした。


惜しくもとは言ってますが、これ、勝てたレースなのでは。

オルフェーヴルが最初に出走した凱旋門賞を思い出したと言っている人もいましたね。

他のアルバートドック産駒は、未勝利ながらダービーに出走してきたLOHENGRINが5着。

前哨戦で2着だったTRAMAGLINOが10着でした。

確かに勝つことはできませんでした。

でも、イタリアの生産者にアルバートドックをアピールすることはできたのではないか。

そう考えて自分を慰めてます(笑)。

種付け料

2018年度 4,000ユーロ 日本円換算: 約50万円

2019年度 4,000ユーロ 日本円換算: 約50万円

2020年度 4,000ユーロ 日本円換算: 約50万円

2021年度 3,500ユーロ 日本円換算: 約45万円

2022年度 3,000ユーロ 日本円換算: 約40万円

本当は海外にいる種牡馬の記事を一つにまとめたかったのですが、長くなりましたのでここまでにします。

続きはまた書きます!

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ここに紹介されていた馬たちの父、ディープインパクトについては、ディープインパクトってどんな馬?をご覧ください。

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