ディープ産駒

海外にいるディープインパクト系種牡馬 めざせ、世界征服!?

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今日は地理が苦手な私が、無謀なことをやってしまおうと思います。

そう、今ディープ系の種牡馬が、世界のどこにいるかまとめようというのです(笑)。

ここで言う「ディープ系の種牡馬」とは、ディープ産駒で種牡馬になった仔たちという意味です。

毎回「ディープ産駒で種牡馬になった仔たち」と言っていると長いので。

最近うれしいことに、ツイッターで、世界各地にいるディープ系種牡馬の産駒がレースで勝利を収めたというニュースが、次々に入ってくるようになりました。

種牡馬は移動が多いといいますし、あくまでも現時点での繋養先になりますが。

今いる場所で、できるだけ長くかわいがってもらえるように祈りをこめて。

以下が、ディープ系種牡馬がいる国の一覧です。

海外にいるディープ系種牡馬まとめ

2023年4月27日現在 16ヶ国 24頭 (シャトル種牡馬を除く)

1. スウェーデン Barocci、ジェニアル(2022年10月移動)

2. イギリス Study of Man

3. アイルランド Saxon Warrior

4. フランス マーティンボロ、ケイアイノーテック

5. イタリア アルバートドック、ジェニアル

6. トルコ スマートロビン、サトノアレス

7. 南アフリカ ダノンプラチナ

8. インド フィエロ、サトノインプレッサ

9. インドネシア  Lord Langley (日本での競走馬名 ラングレー)

10. 中国 オコレマルーナ、ゼーヴィント、ガリバルディ

11. オーストラリア トーセンスターダム、Fierce Impact

12. ニュージーランド  ステファノス、Profondo

13. アメリカ  Dowsing

14. チリ  ヒラボクディープ

15. アルゼンチン サトノフラッグ

16. ブラジル ヴァンドギャルド

この記事では、海外にいる種牡馬について書いていきたいので、日本にいる仔たちは除外ということで。

日本にいる仔たちは、皆さんもよくご存知ですし。

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欧州

それではまず、ヨーロッパにいる種牡馬からご紹介します。

スウェーデン

スウェーデンで種牡馬をしているのはBarocciとジェニアルです。

それでは、まず2頭のプロフィールから。

Barocci

2009年2月28日生

父 ディープインパクト 母 バステッド

母父 Giant’s Causeway

ジェニアル

2014年2月7日生

父 ディープインパクト 母 サラフィナ

母父 Refuse To Bend

Barocci

Barocciが繋養されているのは、Rävdansens Stud

HPを見ると、エイシンダンカークの名前もありますね。写真も掲載されています。

スウェーデン語なので、何を言っているのかはよくわからないんですけど(笑)。

Barocciは、フランスの1000ギニーを勝ったBeauty Parlourの全兄です。

Beauty Parlour 思い出のディープインパクト産駒その13 追記あり先月、Fancy Blueがフランスのオークスで勝利しました。そして、次走のナッソーステークスでも、年上の馬たちを相手に優勝。 海...

フランス、アメリカで現役時代を過ごした後、スウェーデンで種牡馬入りしました。

初年度産駒が2018年にデビュー。産駒の活躍のニュースも聞こえてきています。

種付け料

2019年度 3,000ユーロ  日本円に換算すると約40万

2020年度 25,000SEK(スウェーデンクローネ)  日本円に換算すると約30万

Racing Post紙のHPによると、2015年~2018年まではPrivateとなっていました。

追記

*2023年1月2日追記

Barocciは2022年度のスウェーデンの種牡馬ランキングで2位になりました

2019年は8位、2020年は3位、2021年から2位になっています。

また、Barocci産駒の3歳牡馬、Maxmartinが現役馬の賞金獲得ランキングで6位に入っています。

追記

*2023年2月26日追記

Barocci産駒の3歳牡馬、Maxmartinが、スウェーデンの昨年度の最優秀2歳馬に選出されました!!

Maxmartinは5戦4勝3着1回。

今年の最初の目標はスウェーデンの2000ギニーだということです。

その後はダービーには向かわず、別のレースを目標にするそうです。

ジェニアル (2022年10月にイタリアに移動)

*2022年10月15日追記

2022年10月、ジェニアルのイタリアへの移籍が発表されました。

スウェーデンでは結局2021年と2022年に生まれた産駒、2023年に生まれる産駒の3世代の供用になりました。

スウェーデンにいた時の文章もこのまま残し、イタリアの欄に新たにジェニアルを追加します。

ジェニアルはScandinavian racehorsesで繋養されています。HPにはジェニアルのかっこいい写真が掲載されています。

ツイッターのアカウントはこちら

Decamond RacingさんのHPにも情報があります。

ジェニアルは皆さんもご存知の通り、日本でデビューした後フランスに渡りました。

フランスでの初戦は、鞍上に武豊騎手を迎えて、GⅢのメシドール賞に出走。

日本では当時の500万下のクラスにいた馬が、フランスのGⅢレースに勝利したということで大きな話題になりました。

その後は残念ながら勝利を挙げられず、昨年7月に引退。

引退後はドイツで種牡馬になるという話もあったそうです。

でも、ドイツで種牡馬になるための要件に合わず、スウェーデンで種牡馬になることになったそうです。

来年から供用開始でしょうか。スウェーデンで活躍している先輩、Barocciと同じように良い仔を出してほしいです。

*2022年1月4日追記:

2021年のクリスマスに撮影されたジェニアルの最新の動画です。

2021年11月14日追記:

Racing Post紙に新しいジェニアルの記事が載っていました。10月16日付けの記事です。

このニュース、私にとっては複雑な感じがするんです。

ジェニアルは今年、スウェーデンで繋養されている種牡馬のなかで最も多くの種付けをした馬になったそうです。

ここまではおめでたいことなんですが、その頭数が36頭!!

ジェニアルの他に2桁の繁殖牝馬を集めた種牡馬は4頭いますが、Barocciは入っていない・・・

スウェーデンの生産者の大部分は、繁殖牝馬をイギリスやフランス、アイルランド、ドイツにいる種牡馬と交配させるそうです。

そうなのか!スウェーデンの事情を初めて知りました。

日本の人気のある種牡馬の種付け頭数とは比較にならない状況ですね・・・。

Barocciもジェニアルも、大きなレースで勝ってくれる仔が出てくれることを祈っています。

そうすれば、もっと産駒の頭数も増えると思うので。

Barocciとジェニアルについて、気になる情報を見つけました。

ご興味のある方は、

Barocciとジェニアル – スウェーデンにいるディープインパクト系種牡馬

をご覧ください。

追記

*2022年5月4日追記

ジェニアルの現役時代の馬主、キーファーズさんのHP、キーファーズサロン。

そのサイトにジェニアルの最新情報が掲載されていました。

在仏記者の沢田康文さんが書かれたコラムで、ジェニアルは、

北欧の厳しい寒さも苦にせず元気に過ごしており、

気性も扱い易く一部の種牡馬で見られるような荒さもなく

牧場スタッフの方々に可愛がられている

とのことです。

性格の穏やかさは、他のディープ系種牡馬でもよく言われることですね。

可愛がってもらっているのが何よりです。

さらに、

産駒の特徴は体高がある立派なフレームを持つ馬が多く、

体幅は平均サイズで軽さがある芝馬タイプとの印象

と書かれています。

スウェーデンでの種牡馬生活が3年目になる今年。

交配頭数は「20~30頭の間と予測」されているとのこと。

詳しくはキーファーズサロンの沢田さんのコラムをご覧ください。

リンクを貼ってよいかどうかわからなかったので、リンクは貼りませんでした。

種付け料

2021年度 25,000SEK(スウェーデンクローネ)  日本円換算: 約30万

2022年度 20,000SEK(スウェーデンクローネ)  日本円換算: 約25万

イギリス

イギリスには、2018年のフランスダービーを制したStudy of Manがいます。

Study of Manのプロフィールはこちら↓

Study of Man

2015年4月9日生

父 Deep Impact 母 Second Happiness

母父 Storm Cat

Study of Manは2019年に引退。引退後は、イギリスのLanwades Studで繋養されています。

このHPでは、動画で、この牧場に到着してからのStudy of Manの歩いている姿が見られます。

ちょっとがっしりしたたくましい感じの馬体ですかね。

2021年に初年度産駒が誕生しますね。これからの活躍が楽しみです。

2021年1月23日追記:

Racing Post紙に、Study of Manの初仔誕生のニュースがありました。

Lanwades Studによると、Study of Manはヨーロッパの大手の生産業者数社からサポートされているとか。

要するに、種付けしてるってことですね、きっと。

Study of Manはヨーロッパの生産業界の大きな資産になるだろうって。

本当にそうなったらうれしいです。

種付け料

2020年度 15,000ポンド 日本円換算: 約220万円

2021年度、2022年度、2023年度 12,500ポンド 日本円換算: 約190万円

追記

*2023年6月11日追記

Study Of Man産駒が待望の初勝利を挙げました🎉

5月19日にアイルランドのLeopardstown競馬場で行われた1500mの未勝利戦。

この日がデビュー戦だった2歳牡馬のDeeponeが見事勝利しました。

母父はGalileo。今何かと話題ですね。

現在までにデビューしているStudy Of Man産駒は、Deeponeを含めて2頭。

ゆっくりしたスタートですが、これからどんどん勝ち上がっていってほしいです。

アイルランド

アイルランドには、2018年のイギリスの2000ギニーで優勝したSaxon Warriorがいます。

Saxon Warrior

2015年1月26日生

父 ディープインパクト 母 メイビー

母父 Galileo

Saxon Warriorは、2017年のレーシングポストトロフィーにも勝利しており、GⅠ2勝を挙げました。

2018年9月のレースを最後に引退し、アイルランドのCoolmore Studで種牡馬入りしました。

Coolmore StudのHPには種牡馬紹介の動画がアップされています。

Saxon Warriorの現役時代のレース映像が見られます。

それにしてもCoolmoreのHPに掲載されている写真、どれもかっこいいなー。

腕のいいカメラマンさんを使って、お金もかけてそう(笑)。

今年初年度産駒が誕生しています。

セレクトセールにも牝馬(ウェルアウェイ)が上場され、4,100万円で落札されました。

Saxon Warriorはアイルランドだけではなく、シャトル種牡馬としてオーストラリアにも行っています。

今年も行っているようです。

アルアインもオーストラリアにシャトルされる予定だったそうです。

しかし、新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止になりました。

Saxon Warriorは、Coolmoreの牧場がオーストラリアにもあるから大丈夫だったんですかね。

サクソンウォリアーの初年度産駒。

クールモアがセールで高額で売却されたというニュースをたびたび発表しています。

HPには、「初年度産駒(1歳馬)が

¥190,000,000, ¥90,000,000, €540,000, €370,000, 325,000gns, 300,000gns, €270,000, 205,000gns,

€200,000, €160,000, €125,000, 120,000gns, 115,000gns, 115,000gns, 105,000gns, €100,000

などの価格で売却されました」

と書かれています(笑)。セレクトセールでも高値がついていましたね。

追記

*2022年4月5日追記

期待のサクソンウォリアー産駒がいよいよデビューしました!

そして、最初にデビューした産駒、SER SEDが初戦で勝利を収めました。

フランスの1100m戦です。

つまり、サクソンウォリアー産駒全体にとっても、デビュー初戦で勝利を収めたことになります。

種牡馬として最高のスタートを切ったサクソンウォリアー。

ますますの成功を祈ります。

追記

*2022年4月29日追記

Saxon Warriorは、2022年もシャトル種牡馬としてオーストラリアに滞在するようです。

2019年から4年連続です。

今年の種付け料は19,250豪ドル。

昨年は13,750豪ドルだったので、けっこう上がりましたね。

4月29日現在、2頭の産駒がデビューしています。

先ほども書きましたが、1頭が勝利を収めました。

まだ産駒の実績で種付け料が上がるという段階ではないと思うんだけどな。

でも、豪州での需要はあると考えてもいいと思います。

追記

*2022年11月5日追記

11月4日、サクソンウォリアー産駒の2歳牡馬、Victoria Roadが初めてのGⅠ勝利を挙げました

勝利したのは、アメリカのBreeders Cup Jevenile Turf。2歳限定の1600m戦です。

サクソンウォリアーにとっても産駒初のGⅠ勝利です。

世界中が注目する大舞台で、初めてのGⅠ勝利が挙げられたのはすばらしいです。

ムーア騎手がインタビューで父のサクソンウォリアー、そしてディープインパクトの血統を褒めてくれていたのもうれしかったです。

Victoria Roadは現時点で8戦4勝。これで4連勝。

前走はフランスのGⅢレース、コンデ賞に出走し、重賞ウィナーになっています。

フランスで2勝しており、適性があると判断されたのでしょう。

陣営は、来年はフランスダービーでの勝利を目指すと明言しています。

つまり、同厩のディープ産駒、Auguste Rodinとはレースを使い分けるということですね。

サクソンウォリアー産駒はこれまでに21頭が勝ち上がり。

Victoria Roadを含め、3頭が重賞を勝っています。

イギリス、アイルランド、フランス、スペイン、トルコ、アメリカで勝利を挙げています。

豪州でもそろそろ産駒がデビュー予定で、一層の活躍が期待されます。

種付け料

・欧州

2019年度 30,000ユーロ 日本円換算: 約400万円

2020年度 27,500ユーロ 日本円換算: 約360万円

2021年度、2022年度 20,000ユーロ 日本円換算: 約260万円

2023年度 35,000ユーロ 日本円換算: 約500万円

・豪州(シャトル供用)

2019年度 30,000豪ドル 日本円換算: 約250万円

2020年度 17,600豪ドル 日本円換算: 約150万円

2021年度 13,750豪ドル 日本円換算: 約110万円

2022年度 19,250豪ドル 日本円換算: 約180万円

フランス

マーティンボロ

*2023年1月22日更新

フランスにはマーティンボロがいます。

マーティンボロ

2009年8月2日生

父 ディープインパクト 母 ハルーワソング

母父 Nureyev

Study of Man、Saxon Warriorのプロフィールを見てきて、マーティンボロになると、ぐっとなじみがでてきますね(笑)。

マーティンボロは中日新聞杯、新潟記念とGⅢレースを2勝して、2016年11月のレースを最後に引退。

その後フランスに渡り、種牡馬入りしました。

マーティンボロというと、やはり全兄のフレールジャックを思い出します。

ディープの初年度産駒で、レース中の故障で命を落としたフレールジャック。

マーティンボロには兄の分まで、フランスで頑張ってほしいです。

マーティンボロは、2022年まではHaras de Grandcamp牧場で繋養されていました。

しかし、この牧場が種牡馬事業から撤退し、規模を縮小することになったそうです。

繋養されていた種牡馬は他の牧場に移りました。

マーティンボロも、2023年はポントルソン市にあるHaras De La Baieという牧場で繋養されます。

ポントルソン市は、かの有名なモンサンミッシェルから10km程度離れたところにあるんですね。行ってみたいです(笑)。

牧場のHPにリンクを貼っておきましたが、まだ種牡馬のページは更新されていません。

新しい牧場では、すでに実績を出している障害用の種牡馬として活動することになりそうです。

追記

*2022年5月29日追記

マーティンボロ産駒がなんと北アフリカの国、リビアで初の重賞勝利を収めました!

5月7日にリビアの3歳ローカルGⅡ、アルジェイドカップでAL MONTASIRが勝利しました

ダート1600m戦です。

母馬はGREEN DESERT産駒のLAURELDEAN DESERT(GB)。

AL MONTASIRはリビア産ということなので、母馬は受胎後にリビアに移動したということなのでしょう。

リビアには少なくとももう一頭、マーティンボロ産駒がいることが確認できました。

WASFAHという馬で、この馬もリビア産。

母馬はLADY VERDE(FR)。母父はMESHAHEER。

3月にAL MONTASIRと同じレースに出走し、4着でした。

リビアは2年前に内戦が終わったばかりです。

でも、レースイベントの動画を見ると、国を挙げて競馬を盛り上げていこうという雰囲気があります。

とても興味深かったです。

次は拠点のフランスでも重賞勝利といきたいですね。

追記

*2023年8月14日追記

マーティンボロ産駒が、アメリカで初重賞勝利を成し遂げました!!

3歳牝馬のElusive Princessが、8月4日にサラトガ競馬場で行われたサラトガオークス(GⅢ、約1900m)に勝利しました。

サラトガオークスは、アメリカのNYRA(ニューヨーク州競馬協会)が創設した牝馬三冠シリーズの2戦目にあたるレースです。

Elusive Princessは、2022年9月にフランスのLe Mans競馬場でデビューし、勝利を収めました。

2023年5月のサンタラリ賞(GI)で2着、6月のフランスのオークス(GI)にも出走し、5着。

GIレースでは勝てなかったものの、鋭い末脚が目を引きました。

フランスでの成績は6戦3勝2着2回。そして今回7戦目でアメリカの重賞を制覇。

今後はアメリカに移籍するとのことです。これからも無事に、できればGIを勝ってほしいです。

種付け料

*Haras De Grandcampで繋養

2017年度 4,000ユーロ 日本円換算: 約50万円

2019年度 4,000ユーロ 日本円換算: 約50万円

2020年度 4,000ユーロ 日本円換算: 約50万円

2021、2022年度 3,000ユーロ 日本円換算: 約40万円

*Haras De La Baieで繋養

2023年度 3,000ユーロ 日本円換算: 約48万円(2023年8月14日付のレートで計算)

ケイアイノーテック

2022年12月、ケイアイノーテックのフランスでの種牡馬入りが発表されました。

まずは、プロフィールをご紹介します。

ケイアイノーテック

2015年4月7日生

父 ディープインパクト 母 ケイアイガーベラ

母父 Smarty Jones

豪州でGⅠ3勝を挙げ、種牡馬入りしたFierce Impactの全弟。

現在4歳で、3勝を挙げているケイアイシェルビーの全兄でもあります。

ケイアイノーテックは28戦3勝。

2017年6月にデビュー戦で勝利を収め、2018年にNHKマイルカップでGI勝利を挙げました。

それ以降は勝ち星を挙げられず、2021年に6歳で豪州に移籍。

移籍後は4戦しましたが、残念ながら勝つことはできませんでした。

最後のレースは2021年のGIマッキノンSで4着に入りました。

2022年になってからは出走のニュースもありませんでしたが、今回フランスで種牡馬入りが発表されました。

繋養されるのはオルヌ県のバニョール=ド=ロルヌ(Bagnoles-de-l’Orne)にあるKarwin Farm。

2023年から種牡馬事業を始める新しい牧場です。

サイトはまだ見つかりませんでしたが、牧場オーナーのツイッターアカウントにリンクを貼っておきます。

ケイアイノーテックの種牡馬入りについては、フランスのサイトの記事が参考になりました。

Karwin Farmの記事もありました。

また、フランスに渡ってからのケイアイノーテックの映像を見つけました。

撮影されたのは、2023年1月21日です。

種付け料

2023年  €5,000 日本円換算: 約70万円

イタリア

アルバートドック

イタリアにはアルバートドックがいます。

アルバートドック

2012年1月21日生

父 ディープインパクト 母 ゴールデンドックエー

母父 Unusual Heat

アルバートドックは小倉大賞典、七夕賞とGⅢレースを2勝しました。

先程のマーティンボロと同じですね。

2016年9月のレースを最後に引退。その後イタリアに渡り、種牡馬入りしました。

繋養されているのは、Società Agricola di Besnate牧場

イタリアに渡ったのは2018年で、初年度産駒は2021年にデビューするとのことです。

イタリアの競馬って、経営不振というニュースも聞こえてきていましたが、今は大丈夫なんでしょうか。

追記

*2022年11月27日追記

11月13日に開催されたGⅡのFederico Tesio賞。

アルバートドック産駒の3歳牡馬、Tempestiが待望の重賞勝利を飾りました!

これがアルバートドック産駒の初重賞勝利でもあります。

6頭が出走し、もう一頭参加していたアルバートドック産駒のTramaglinoは4着でした。

Tempestiは今回デビュー以来初めて、ジョッキーが乗りかわりました。

フランキー・デットーリ騎手が乗ってくれると聞いて、戦前からワクワクしていました。

期待にたがわず、見事に結果を出してくれました。

昨年のドイツダービー馬のSisfahanや実力馬のBest of Lipsといった遠征馬を抑えての勝利。

今春のイタリア・ダービーでは惜しくも2着。前走のローマ賞では3着。

毎回上位には来ているものの、これまで重賞で勝つことはできませんでした。

3歳のうちに重賞を勝てて、本当によかったです。

来年は国外遠征も見据えているとか。ますますの活躍が楽しみです。

種付け料

2018 ~ 2020年度 4,000ユーロ 日本円換算: 約50万円

2021年度 3,500ユーロ 日本円換算: 約45万円

2022年度 3,000ユーロ 日本円換算: 約40万円

2023年度 6,000ユーロ 日本円換算: 約85万円

2023年度のアルバートドックの種付け料は、前年の2倍の6,000ユーロにアップ!

これまでにデビューした3歳世代、2歳世代の産駒の活躍を受けた変更です。

この2世代は産駒数がそれぞれ15頭ほど。

この少ない頭数から活躍馬が出ているのは、とても嬉しいことです。

今後の一層の飛躍を期待します。

追記

*2023年1月8日追記

アルバートドックが、2022年度のイタリアのリーディングサイアーになりました!!

アルバートドック産駒でデビューしているのは2世代だけ。

2019年生まれの初年度産駒と、2020年生まれの産駒です。

頭数も少ないのに、もうリーディングサイアーになってしまっていいんだろうかとも思います。

でも、素直に喜びたいです。

アルバートドックを繋養している牧場のHPに、興味深いニュースが掲載されていました。

初年度産駒のブラックタイプ獲得率は18.75%で、Dubawi、Frankelについで3位だとのこと。

上位2頭とは産駒数が違いすぎるので、単純に比較はできません。

でも、ブラックタイプ獲得率の高さが、リーディングサイアーになった一つの要因であるのは確かでしょう。

ジェニアル (2022年10月にイタリアに移動)

現役時代のオーナーだったキーファーズさんのHPに、ジェニアルのイタリアでの繋養先の情報がありました。

ジェニアルはイタリア中部のAllevamento Massimo Farinaという牧場にいるそうです。

その他の詳しい情報はありませんが、わかりましたら追加します。

ジェニアルの現役時代やスウェーデンにいた時の情報については、

スウェーデンのジェニアルの項目

をご覧ください。

 

本当は海外にいる種牡馬の記事を一つにまとめたかったのですが、長くなりましたのでここまでにします。

続きはまた書きます!

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