ディープインパクト産駒のコントレイルが、
見事無敗の三冠を達成しました🎉
早速喜びのスポーツ紙を買い占めました。家族に真顔で、
「なんでそんなに何紙も買うんだ」
と聞かれたんですけど(笑)、1つは喜びの表現。
そして、もう1つはやっぱり各紙書いてあることや写真が違うし、解説の人も違うから、いろいろ読みたくなっちゃうんですよね。
ディープ産駒が国内のGⅠを勝つと、毎回こうやってスポーツ紙を数紙買っています。
以前は重賞を勝つたびにスポーツ新聞を買っていましたが、ある時からあまり頻繁になりすぎたので、買わなくなりました。かわりにWeb上の記事を印刷したりしていました。
ディープが旅立ってからは、GⅠを勝った時にスポーツ紙を数紙買うだけになりましたけど。
コントレイルの三冠挑戦 – 菊花賞
それで、菊花賞なんですけど。
オッズは1.1倍で、戦前から「勝つのはコントレイル」だという雰囲気になってましたね。
私もよっぽど何かがなければ負けるとは思っていなかったんですけど、そんなに簡単なことではないとも感じてました。
それはやはり、ディープの菊花賞の印象が強いから。
ディープもコントレイルのように、神戸新聞杯まで圧倒的な強さで勝ち進んできていました。レースでも、他馬との差が大きく開いていました。
ディープにはかかるところがあって、夏の間は騎手の指示に従うことを重点にして調教が行われていたそうです。
それなのに、菊花賞当日、いきなり引っかかってしまって、スタミナを大きくロスする展開に。
アドマイヤジャパンの横山騎手の好騎乗もあって、すごくヒヤヒヤするレースでした。最後は突き放して勝ちましたけど。
やはり、他の出走馬も勝つつもりで出てきているわけですし、三冠はそんなに簡単に達成できるものではありません。無敗の三冠ともなればなおさらです。
でも、昨日の菊花賞、2着馬にあそこまで追い詰められるとはさすがに思っていませんでした。
2着のアリストテレスと3着のサトノフラッグの着差は3馬身半。これはアリストテレスとルメール騎手を褒めるべきではないでしょうか。
コントレイルがどうこうというよりも、アリストテレスも強い馬だったということだと思います。
ルメール騎手がいくら名手でも、馬が走らなきゃどうにもなりませんからね。
確かにコントレイルは父のディープより、距離適性が若干短いのかもしれません。
でも、ディープもデビューした頃は、武騎手や陣営の方々に
「スピードがありすぎるので、短距離の馬にならないように」
と言われていたそうです。
無敗の三冠を達成するほどの能力があれば、距離は割とどうにかなっちゃうんじゃないかと思うんですけど。
でもまあ、天皇賞(春)に出走してくるということはなさそうですね。
母のロードクロサイトは未勝利で終わっており、走っていた距離は芝とダートの短距離。
コントレイルには半兄(ゴールドアリュール産駒)のバーンフライ、半姉(ダイワメジャー産駒)のアナスタシオがいます。
でも、父親のタイプがディープとは随分違いますし、一概に比較できないかな。どちらも比較的短い距離のレースを使われていますが。
菊花賞が終わってから、タイムが遅かった、世代のレベルが低かった、相手関係が楽だった、着差が少なかったとか言われてもいるようですが。
ここまできたら、そんなことを言うのはナンセンスですね。
距離適性が明らかに違う仔たちは別として、デビューした時にはどの仔にも「無敗の三冠馬」になるチャンスがあったわけですから。
でも、達成したのはコントレイルだった。これが重要なことですよ!
それに、7戦無敗で偉業を達成するまでのコントレイル自身と、福永騎手はじめ、陣営や関係者の皆さんの努力と苦労を思ったら、頭が下がります。心から感謝しています。
まあ、様々な意見があっても、コントレイルがまたこれから素晴らしいレースを見せてくれれば、皆がその強さを納得することになりますしね。
とにかく怪我なく、無事に行ってくれることを祈るばかりです。
次走ですけど、本当にジャパンカップ行くのかな?
菊花賞は結構消耗するレースだったと思うので、私はなんなら年内休みでもいいんじゃないかと思ってるんですけど(笑)。
まあそういうわけにはいかないでしょうから、有馬記念が無難じゃないですかねえ。ディープはそれでも体調が十分に整わなかったようですし。
無敗の三冠馬
コントレイルはこうして無事に無敗の三冠馬になったわけですが、レースを見ても、報道を見ても、まだどこかピンと来ていないところもあります。
「無敗の三冠馬」って、これまで二頭しかいなかったじゃないですか(←競馬ファンなら誰でも知ってる)。
シンボリルドルフですよ、ディープインパクトですよ。日本の競馬史上、本当に別格の馬じゃないですか。
そこに、コントレイルがこんなに簡単に仲間入りしちゃっていいんですかって感じなんです。
陣営や関係者の皆さんにとっては、決して簡単なことではなかったと思うんですが、見てる方からすると、ここまですごく順調に来た気がするので。
ヒヤヒヤしたのが、菊花賞のレースぐらいですもんね。
コントレイルはディープよりレースがうまくて、極端な戦法ではないので、強さがわかりにくいのかもしれません。
ディープは誰が見ても強いとわかるレースぶりでしたから。
コントレイルの本当の強さが見られるのはこれからかもしれませんね。楽しみです。
無敗の三冠馬を生み出したディープインパクトに伝えたいこと
ディープが種牡馬になった時、
「ディープを超えると言われるような馬が一頭でも出るといいなあ。三冠馬も出るといいけど、なかなか難しいだろうな」
と思っていました。
それがまさか、三冠馬どころか、無敗の三冠馬が出るとは。無敗の三冠馬なんて、思ってもみませんでした。
でも、これによって、ディープの評価がぐんと上がったかと言えば、そうじゃないですよね。
現役時代のあの素晴らしい走りや、種牡馬になってからの多くの実績が、ディープの偉大さをすでに証明しているわけですから。
無敗の三冠馬の誕生は歴史的偉業ではありますけど、ディープにとっては、新たな1ページが加わったにすぎない。
それが逆にすごいことだなと思います。
ディープについては、やはり武騎手がインタビューで言っていた
「生まれた時に、もう勝敗がついていた」
という言葉が一番ぴったりくると思います。だから、
ディープ、生まれてきてくれてありがとう
と改めて言いたいと思います。
話は変わりますが、ディープの菊花賞の後、1週間後くらいにNHK特集が放送されました。
その番組を見て、私はディープのファンになったんですけど、コントレイルの特集もたぶんあるんじゃないかなーと期待しています。
ディープの業績とからめて、1時間ぐらいがっつりやってほしいです。
でも、今年は無敗の三冠牝馬も誕生したので、デアリングタクトとまとめられちゃうかも。そうすると、それぞれの時間が短くなっちゃうので、できれば別で・・・って、NHKがそういう番組を制作するのかどうかもわかんないんですけど(笑)。