なんかタイトルが週刊誌の見出しみたいになっちゃった(笑)
グランアレグリアについては以下の記事で書ききったと思っていました。
でも、興味深い記事があったのでまた書きたくなりました。結局好きだから、書きたくなっちゃうんですよね。
その興味深い記事とは、平松さとしさんが書かれたこの記事です。
グランアレグリアの担当厩務員の渡部助手と藤沢調教師とのやりとりがメインの内容です。
でも、私は渡部助手が話したグランアレグリアの各レースの裏側に、特に興味を引かれました。
そこで、この記事の感想を書きたいと思います。
2歳~3歳夏頃までのグランアレグリア
朝日杯フューチュリティステークスやNHKマイルカップで勝てなかったのは、一つには成長途上だったからではないかと思っていました。
3歳の12月に阪神カップを圧勝するので、この頃までに体質が強くなったのではないかと。
渡部助手の話で、この考えがある程度裏付けられたと思います。
渡部助手は平松さんの取材に対して、
デビューから連勝したけど、当時は飼い葉を全く食べないし、
馬房内で立ち上がったり、蹴ったりして、寒い時期なのに1頭だけ汗をボタボタ垂らしていました
と答えています。
朝日杯フューチュリティステークスの前も、
こんな状態で阪神へ輸送したら何キロ減るか分からない。
GⅠで人気になるのに、かなりヤバいと思いました
と感じていたそうです。
でも、レース当日に前走と比べてプラス6キロで出走できたので、負けはしたものの、中身は相当強いと思ったとのこと。
桜花賞も強い勝ち方をしたものの、気性はそのままで、食べる量も増えず。
NHKマイルで負けた時は、さすがにこのままではよくないと焦る気持ちになったそうです。
でも、藤沢調教師に「大丈夫、秋になれば食べるようになる」と言われて、その言葉を信じて基本に忠実なお仕事を続けたとのこと。
そして、藤沢調教師の言葉通り、秋になると飼い葉を積極的に食べるようになり、阪神カップでの圧勝につながったのです。
圧勝の裏で
2020年の安田記念で勝利した時は、デビュー以来最高の状態だったそうです。
でも、「アーモンドアイがいたので勝てるとは思っていませんでした」とのこと。そうですよね。私もそう思っていました。
「これでダメなら仕方ない」という状態で送り出されたそうですが、その状態の良さもあって、見事に優勝しましたね。
とても意外だったのが、スプリンターズステークスの時は調子が悪かったということ。あんなに強い勝ち方だったのに?
渡部助手によると、
馬体のハリからして良かった安田記念と違い、中山競馬場入りした後も馬房の中でずっと暴れて発汗していました。
正直、精神的にも走れる状態ではないと感じました
とのこと。
実際にレースを見て、
4角で後方にいるのを見た時には『やっぱり今回はダメだ……』と思いました。
ところが最後は桁違いの脚で追い込んで差し切り勝ち。あまりの強さに驚きました
と思われたそうです。
状態がもっと良かったら、前半も置かれずに追走できていたんでしょうか。でも、あれだけの強い勝ち方をしたんだから、まあいいか(笑)。
調子が悪い時にもあれだけの強い勝ち方ができたんだから、本当にすごい馬ですね。
記事にはラストランのマイルチャンピオンシップの時、陣営がどんな様子だったかということも詳しく書かれています。
また、藤沢調教師が普段どのような姿勢で馬を管理されているのかも知ることができます。
とても興味深い記事なので、よろしかったらぜひご覧ください。