ディープインパクトが旅立ってから2年。
今の私の気持ちは、こんな感じです。
あの悲しい日から2年。
競馬の世界からあなたの存在が少しずつ遠くなるのを感じて、寂しい気持ちにもなります。
でも、今も変わらず私の心の中にいる。これからもずっと。#ディープインパクト pic.twitter.com/997hCxYlpb
— スージー@ディープ♥科捜研 (@Susie73629484) July 30, 2021
先日開催されたセレクトセール。
1歳馬のセッションに、ディープの最終世代4頭上場されました。
日本の最終世代は6頭しか登録されていないそうなので、よく4頭も上場されたと思います。
その日最後に登場したのは、スイープトウショウの2020。
スイープトウショウも昨年天国に旅立って、ディープにとってもスイープにとっても最後の産駒。
満を持して登場された中尾さんの紹介がとても印象的でした。ディープもセレクトセール出身馬です。
これまでの競馬界への多大な貢献に敬意を払ってくださっているように見えました。
せり自体は、ご存知の通り「2億!」の一声で決着してしまいましたが。
もう少し競り合ってほしかった気もしますが、買う方も高いお金を出すんですもんね。
スイープトウショウの産駒はこれまで、ディープとの仔を含めてもそれほど活躍馬がいないのでしかたなかったかな。
翌日の当歳場セッションには、ディープ産駒はいませんでした。寂しくて悲しい気持ちになりました。
ディープがいなくなっても、現役のディープ産駒がいなくなっても競馬は続いていく。
競馬界の盛り上がりにもそれほどの影響はないかもしれません。でも、やっぱり私は寂しい・・・。
私と競馬との距離も、これから少しずつ開いていくかもしれない。でも、いつまでもディープは心の中にいることでしょう。
気を取り直して、ディープ関連の最近のニュースについて感想を書きます。
スノーフォール 愛オークス圧勝&ポートフォリオ 2勝目を飾る
まずは、なんと言ってもこれでしょう。
スノーフォール(Snowfall)、愛オークス圧勝🎉🎉🎉
❄️ Snowfall becomes the 15th filly to complete the English-Irish Oaks double @curraghrace
🏆 G1 Oaks
🏆 G1 @JuddmonteFarms Irish Oaks
🏆 G3 Musidora StakesA 6️⃣th win in the race for team @Ballydoyle & another Classic winner for the late Deep Impact #ディープインパクト pic.twitter.com/WYIVGJqkZz
— Racing TV (@RacingTV) July 17, 2021
前走の英オークスも16馬身差の圧勝だったのですが、道悪だったので、
「道悪だから強かったんじゃないの」
という声があったのも事実。
2歳時の成績を見ると、その声を完全には否定できませんでした。ぶっちゃけ、私も疑っていた(笑)
でも、今回は良馬場で、8馬身差。
出走メンバーを見ると、それほどの実績を残している仔がおらず、相手関係が楽だったというのも確かにあるようです。
でも、だからってあんなに着差をつけんでも。ムーア騎手は最後までしっかり走らせるので、そういうことになったのですが。
愛オークス史上2番目の大きな着差だったようです。
日本のディープファンが喜んだのはもちろんですが、アイルランドの方々もこの強い勝利を喜んでくださっていたようです。
日本にあるアイルランド大使館からは、以下のツイートが。
7月17日にカラ競馬場 (@curraghrace) で開催された愛オークスに、日本で生産され、アイルランドで調教されているディープインパクト産駒スノーフォールが出走🏇
英オークスに続き、G1制覇を成し遂げました。おめでとうございます👏 https://t.co/ImcEnKW5hL
— アイルランド大使館 Ireland in Japan (@IrishEmbJapan) July 18, 2021
そして、レースが開催されたカラ競馬場は、以下のTik Tok用の動画を作ってくれました。
「愛オークスでスノーフォールが本当に素晴らしかったので、
このスーパースターを称えるために、TikTok動画を作らざるをえなくなりました」
というコメントもうれしかったです。
Snowfall was so epic in the @JuddmonteFarms Irish Oaks, we had to make a TikTok to celebrate the superstar ⭐️ @Ballydoyle
📲 Follow us on TikTok 👉 @curraghracecourse #JuddmonteIrishOaks pic.twitter.com/l32BYkUpiR
— The Curragh Racecourse (@curraghrace) July 19, 2021
次走は8月19日にヨーク競馬場で開催されるヨークシャーオークス。古馬との初対戦になります。
各ブックメーカーの凱旋門賞のオッズでは、現在スノーフォールが1番人気になっています。
スノーフォールは現時点で凱旋門賞に出走登録していないので、出走するのならば、登録料を払って追加登録する必要があります。
どうだろ。出走するんだろうか。次戦の結果しだいですかね。
何よりも怪我や病気をすることなく、これからも無事に過ごしてほしいです。
そして、海外ではスノーフォール以外にもうれしい話題が。
エリザベス女王所有のディープインパクト産駒、ポートフォリオ(Portfolio)が見事2勝目を挙げました🎉
🇬🇧エリザベス女王所有、日本産のディープインパクト産駒ポートフォリオが2連勝。陛下の所有馬は本日3戦3勝。
Portfolio | 競走馬データhttps://t.co/agd5aSCXJ3 https://t.co/RN5sWASXKL
— netkeiba (@netkeiba) July 16, 2021
スノーフォールの愛オークスの前日に行われたレースです。
少頭数のレースで人気もなかったのですが、 ムーア騎手を背に逃げ切り勝ちを収めました。
スノーフォールと同じように、短い距離を走っていた2歳時には勝ちきれず、距離を伸ばしてから良さが出てきましたね。
GⅠレースで勝利するのは難しいかもしれませんが、せめて重賞を勝ってくれるとうれしいです。
次走は7月31日にニューマーケットで開催されるリステッドレースのチャリスSの予定です。
陣営もやはり距離が長いほうがよいと判断したのか、今回は初の2400mですね。
日本ではコントレイルとグランアレグリアが今年で引退することが決まっています。
日本のディープインパクト産駒にとっては、これが大きな節目になるでしょう。
もちろん、この2頭に並ぶような活躍馬が出てくるのならばうれしいかぎりですけど。
これからは海外のディープ産駒の活躍に期待が高まります。
クールモアがディープと交配させるために送り込んできた繁殖牝馬は、現役時代すばらしい実績を残しています。
また、ディープのラストクロップとなる1歳世代は、国内より海外の方が産駒数が多いとも聞いています。
これからも、スノーフォール以外にも大きな花火が2、3発打ち上がるような気がしています。
中国本土で繋養されているディープ系種牡馬
最近になって、中国本土でもディープ系種牡馬が繋養されていることを知りました。結構ご存知の方も多いようなんですが💦
オコレマルーナが、ガリバルディが中国本土で種牡馬やってる???
ゼーヴィントは中国の方に購入されて、正直条件の合わないレースに出走してたのは知ってるんですが。
本当ですか、これ!全然知らなかったよ!!私が無知なだけかも。 https://t.co/pNXTAu6zmg pic.twitter.com/TTft5ovO4M
— スージー@ディープ♥科捜研 (@Susie73629484) July 20, 2021
ツイートにも書いたように、ゼーヴィントが中国に渡ったことは知っていました。
でも、オコレマルーナとガリバルディのことは全然知らなかった・・・。
オコレマルーナについては、種牡馬入りしてからの以下の動画を見つけました。
昨年1月の時点でオコレマルーナの産駒は1歳。まだデビューしていませんでした。
ディープが日本で三冠を取ったこと、産駒が活躍してることも説明されてました。 https://t.co/XI3ShAb1k5
— スージー@ディープ♥科捜研 (@Susie73629484) July 20, 2021
大事にしてもらってそう、オコレマルーナ。昨年の春の動画だけど。毛艶ビカビカ https://t.co/Mlg8V0BFHT
— スージー@ディープ♥科捜研 (@Susie73629484) July 20, 2021
ツイッターでのり塩さんという方が、中国で繋養されている日本から輸出された種牡馬の情報をまとめていらっしゃいます。
そこに、ディープ系種牡馬の3頭がどこの牧場にいるのかも記されています。
また後日、以下のシリーズの記事に情報を追加したいと思います。
中国本土の競馬事情を全然知らないんですが、どの程度馬産が盛んなんでしょうか・・・
そのほかに、ラングレーがインドネシアで種牡馬になっているという情報もあります。
リアルスティール、ラヴズオンリーユーの全兄のラングレー、2019年にオーストラリアからインドネシアに輸出されてる。
種牡馬になったみたいなんだけど、もうちょっと確認したい。 https://t.co/mxKgIFK1KV
— スージー@ディープ♥科捜研 (@Susie73629484) April 25, 2021
調べてはみたのですが、どこの牧場にいるのか、本当に種牡馬になったのかも全然わからず。
詳細が確認できないので、上記の記事にも書いていません。インドネシアの競馬事情も全然わからないし・・・。
2021年7月30日時点のディープ産駒情報まとめ
こうやってデータをまとめてくれるとわかりやすい☺
いろいろ興味深い事実が。障害44勝してるのか。レッドキングダムが中山大障害勝ちましたしね💪 感動したのに録画は間違って消してしまうし🥲
グランアレグリアのスプリンターズSと並んで痛恨。https://t.co/Wt7Vyh1fqJ— スージー@ディープ♥科捜研 (@Susie73629484) July 30, 2021
netkeibaさんが、2021年7月30日時点でのディープ産駒の情報をまとめてくれています。とてもわかりやすいです。
以下のデータはJRAのみの数字です。
【産駒の勝利数】
2440勝(歴代2位) 内訳: 芝で2176勝、ダートが220勝、障害44勝【産駒のGI/JpnI勝利数】
65勝(歴代2位)【産駒で最も勝利を挙げている騎手】
川田将雅騎手(208勝)【産駒で最も勝利を挙げている調教師】
池江泰寿調教師(186勝)【産駒で最も勝利を挙げている母父】
Storm Cat(125勝)
産駒の勝利数、GIの勝利数の歴代1位は、言わずとしれたサンデーサイレンスです。偉大なお父さんの記録を抜くことができるでしょうか。
でも、ディープは海外でも結構勝っているので、それも合わせると抜いているかも?
産駒で最も勝利を挙げている騎手、調教師はそうなんだーという感じ。
特に調教師は他の人かもしれないと思ってました。池江調教師も確かにたくさん勝っていると思ってはいたんですが。
母父のStorm Catはさすがです。大レースで勝利が多いのはわかっていたんですが、勝利数も最も多いんですね。
これからも偉大な記録がどんどん作られていくことを期待して、この記事を終わりにします。
はじめまして、ブログやTwitterをいつも楽しく見させてもらっています。
とくに、海外情報が充実しているので、重宝しています。
愛オークスの着差の件なのですが、合田さんが番組で「史上2位」と仰ったのが独り歩きしてしまっていますが、厳密には誤りだと思います。
たしかに、1905年にBlakestownという馬が10馬身差で優勝しているのですが、当時の愛オークスはマイル戦で行なわれていました。
現行の12Fに延長されたのは、1915年のことになります。
距離延長後の最大着差記録は、スノーフェアリーの8馬身差でしたから、それを今回スノーフォールの8馬身半差が記録更新したということだと思います。
馬名のスノーつながり、鞍上も同じムーア騎手ということで、美しいバトンタッチになったのではないでしょうか。
追伸
ディープ産駒のG1勝利数は、海外も含めると、86勝になるようです。
サンデーサイレンスも、海外G1を4勝していますが、国内外の合計ということでは、お父さんの記録を超えましたね。
追々伸
レッドキングダムの中山大障害やグランアレグリアのスプリンターズSの映像は、現在はJRA公式のものがYouTubeにあがっているようです。
レッドキングダムのほうは、公式のわりに画質が今一つのような気もしますが……
とくさん、はじめまして。ブロクやツイッターをご覧いただき、ありがとうございます。
とてもお詳しくて、いろいろ勉強になりました。ありがとうございます。
愛オークスの着差は、12Fに延長されてからはスノーフォールの8馬身半差が最大なのですね。
とても嬉しい情報です。
スノーつながり、ムーア騎手つながりというのも、興味深かったです。
スノーフェアリーは日本に遠征してきても、とんでもなく強かったですし、スノーフォールも
あれぐらい強くなってくれるといいのですが。
ディープ産駒のGI勝利数は、海外を含めるとサンデーの記録を超えたんですね!
素晴らしいです。
でも、サンデーはディープを生み出したという点で、いつまでたっても頭が
上がらない気がします(笑)。
JRA公式のYouTubeの情報もありがとうございます!
レッドキングダムの中山大障害もありますか!早速見に行ってきます。
ディープのレースの画質も良くないんですよね・・・。できれば画質がよい
ものに変えてほしいです。
日本の産駒の活躍は、皆さんよくご存知のためか、海外でのニュースに
興味を持たれる方が多いようです。
とくさんは十分お詳しいですが、また遊びに来ていただけたら嬉しいです。