カミノタサハラ

カミノタサハラ 思い出のディープインパクト産駒 その17

今日は、実は他の仔の記事を書こうと思って、新聞記事のファイルをごそごそ探していました。

そうしたら、カミノタサハラの記事がありました。

最近、インスタでカミノタサハラの近況を伝えてくださっていた方がいたこともあり、今日はカミノタサハラについて書くことに決めました。

ではまず、カミノタサハラのプロフィールから。

カミノタサハラ

2010年2月14日生
父 ディープインパクト 母 クロウキャニオン 母父 フレンチデピュティ

馬主 金子真人ホールディングス  国枝栄厩舎所属

通算成績 5戦3勝

主な勝鞍 2013年弥生賞(GⅡ)

カミノタサハラの母、クロウキャニオンのオーナーはディープと同じ金子真人さん。

クロウキャニオンは現役引退後、2007年にキングカメハメハ産駒のキラウエアを出産。キラウエアが初仔でした。

その後、2008年から2018年まで、11年に渡り毎年ディープの子どもを産み続けました。その11頭の子どもはなんと全頭が勝ち上がっています。

ディープとクロウキャニオンの仔は毎年期待馬として紹介されますし、POGでも人気だと思います。

これまでのところ、残念ながらGⅠを勝った仔はいませんが、ディープとの最初の子どものボレアス、そしてこのカミノタサハラが重賞を勝っています。

そして、11頭のうち6頭が3勝以上の成績を挙げているというすさまじさ。まだ現役の仔が6頭いるので、成績はもっと上がる可能性もあります。

ディープとクロウキャニオンの最後の仔、ヨーホーレイクは、7月12日に武豊騎手を鞍上に迎えてデビュー。見事新馬勝ちを収めました。

来年のクラシック戦線での活躍が期待されます。

と、ここまで親や兄弟の話ばかりしてきましたが、カミノタサハラは3世代目のディープ産駒で、キズナと同期です。

ディープとクロウキャニオンとの間の3番めの仔にあたります。ちなみに、すぐ上のお兄さんはマウントシャスタです。

カミノタサハラは2012年11月にデビュー。新馬勝ちを収めます。

その後、500万下を勝って、弥生賞に駒を進めました。

ご存知の通り、弥生賞と言えば、クラシック路線に向かう馬たちが前哨戦として多数出走するレース。

お父さんのディープインパクトも、皐月賞前のステップレースとして弥生賞に出走し、勝利を収めました。

有力馬が多数出走するレースで、カミノタサハラは6番人気でした。

ちなみに1番人気はエピファネイア、2番人気はコディーノ、3番人気はキズナだったんですよ、このレース・・・。すごい顔ぶれですよね。

でも、実際にレースをしたら、なんと勝ったのは6番人気のカミノタサハラ。エピファネイアは4着、コディーノは3着、キズナは5着でした。

2着のミヤジタイガは10番人気だったので、荒れたレースだったんですね・・・。

ちなみに、キズナはこのレースで皐月賞の優先出走権を得ることができませんでした。

そこで、陣営は皐月賞には無理に出走せず、目標をダービーに絞って、見事ダービーの栄冠を手に入れることになります。

事前の低評価を覆して、弥生賞で勝利を収めたカミノタサハラ。数々の強敵を負かしたこともあり、一躍クラシックの有力馬になりました。

次走の皐月賞では、4番人気の4着。勝ち馬のロゴタイプから0.5秒差で、それほどの着差もないことから、ダービーに向けて意欲的に調整していたのですが・・・。

屈腱炎を発症したことが明らかになり、無念の引退をすることに。

その知らせを聞いたとき、私もすごくショックでしたが、オーナーの金子さんが

「後頭部を殴られたみたいにショックだった」

というようなことをおっしゃっていて、記憶に残っています。

国枝調教師は、アパパネとアーモンドアイという牝馬三冠馬を2頭も育てていながら、牡馬のクラシックタイトルにはこれまで縁がありません。

これほどの実績のある調教師さんがどうしてなんだろうと思いますけど。

きっとカミノタサハラにも牡馬のクラシック候補として期待していらっしゃったんだと思うのですが。

カミノタサハラは5戦3勝の成績を挙げ、2013年5月に3歳で引退しました。

カミノタサハラのお勧めレース

カミノタサハラは、現役時代が本当に短かったです。約7ヶ月ですね。

その中で、やはりお勧めのレースは弥生賞でしょう。

出走馬の顔ぶれも素晴らしく、このレースを勝ったことで、今後の活躍が本当に楽しみになったんですが。残念なことになってしまいました。

カミノタサハラの魅力

カミノタサハラは現役時代、ディープ産駒には珍しい大柄な馬でした。馬体重は510kg台でした。

ディープ産駒も、もう少し代が下ると、大柄な仔が増えてきましたが、3世代目ぐらいの時はまだ小柄な仔が多かったと思います。

パワフルな印象もあって、ディープ産駒のなかでも少し違う印象がありました。それだけに、もう少しレースを見たかった気がします。

以前インスタで、ある方とディープ産駒のダートについてお話しさせていただきました。

ディープ産駒は欧州やオーストラリアのレースにはよく出走していますが、アメリカのレースへの出走が少ないので、誰か行ってくれないかなと考えたのが発端だったのですが。

その方が推されていたのが、母父がフレンチデピュティのディープ産駒。

そして、このクロウキャニオンの仔たちは、ダートでもかなりやれるのではないかとおっしゃっていました。

実際にボレアスはダート重賞のレパードステークスを勝っていますしね。

カミノタサハラも、芝でももちろん良い成績を挙げられたと思いますが、その体格とパワフルさから、ダートでも面白かったかも・・・。

カミノタサハラは引退後に乗馬になり、ノーザンホースパークにいました。

しかし、いつからかはわかりませんが、山梨県の山中湖の近くにある「山中湖乗馬クラブ馬車道」に移り、現在もこの乗馬クラブにいるようです。

上でご紹介したインスタの投稿によると、乗馬に来られるお客さんにとても可愛がってもらっているみたいで、よかったなと思います。

「お父さんディープインパクトの面影があり人に愛される優しい子です」

とのこと。これからも元気で長生きしてほしいです。

 

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