今日取り上げる思い出のディープインパクト産駒はドナウブルーです。
ドナウブルーと言えば、皆さんがきっと最初に思い浮かべるのは「ジェンティルドンナのお姉さん」であるということ。
でも、ドナウブルー自身もすばらしい末脚を披露した優れた競走馬でした。名前もとてもかわいくて、もちろん容姿もかわいくて、私は大好きでした。
クラブの馬だから会員さんが名前をつけられたと思うのですが、良い名前をつけられましたね。ずいぶん前のことですけど(笑)。
それでは、まずプロフィールをご紹介します。
ドナウブルー
2008年2月9日生
父 ディープインパクト 母 ドナブリーニ 母父 Bertolini
馬主 サンデーレーシング 石坂正厩舎所属
通算成績 23戦5勝
主な勝鞍 2012年関屋記念(GⅢ)、2012年京都牝馬ステークス(GⅢ)
私がドナウブルーで記憶に残っていることと言えば、2011年の桜花賞の抽選に漏れたことでしょうか。
デビュー前からドナウブルーについては良い評判を聞いていたので、デビューするのをとても楽しみにしていました。
そして、実際デビューした後も、新馬戦、白菊賞を強い勝ち方で連勝し、牡馬も出走するシンザン記念で一番人気に押されます。
しかし、残念ながらシンザン記念では5着に破れます。このレース、今メンバーを見るとすごいですね。オルフェーヴルもマルセリーナも出走している!
しかも、勝ったのはオルフェーヴルじゃないですよ。レッドデイヴィスです。しかも1馬身半差もつけていますね・・・。
続いてフィリーズレビューにも出走しますが、残念ながら4着。桜花賞の出走には抽選を突破しなければならなくなりました。
そして迎えた抽選の日。残念ながら抽選を突破することができず、桜花賞には出走できませんでした。
出走さえできれば勝負になると思っていたので、本当にがっかりしました。今でも覚えているくらいに(笑)。
同じ思いは、後にミッキークイーンの時にも味わうことになるのですが。
今思うと、3歳時は優れた素質があったから勝ってはいたものの、やはり十分に成長できておらず、大きな舞台で力を発揮できなかったのかも。
4歳になってから、京都牝馬ステークスに勝ち、念願の初重賞制覇となりました。いよいよ軌道に乗ってきたという感じで、うれしかったのを覚えています。
GⅠのヴィクトリアマイルでもホエールキャプチャの半馬身差の2着。その年の夏には関屋記念で優勝し、重賞2勝となりました。
牡馬との混合戦にも果敢に出走し、2012年のGⅠマイルチャンピオンシップでは3着。
いつもいい脚を見せていたのですが、残念ながらGⅠには手が届きませんでした。
でも、現役時代のレースぶりを見れば、その優れた素質は十分に発揮されていたと思います。
それに、なんと言っても、ドナウブルーがデビューした年の翌年には、あのジェンティルドンナが登場するわけですから。
ジェンティルドンナは中長距離路線で活躍しましたが、ドナウブルーは主にマイルの距離のレースに出走していました。
2014年に6歳になったドナウブルーは、1月の京都牝馬ステークスの2着を最後に引退しました。
最後まで力の衰えを感じさせず、立派な成績を挙げて、無事繁殖に上がることができてよかったと思います。
ドナウブルーのお勧めレース
まずは2010年、2歳時の白菊賞。同じディープ産駒のケイティーズジェムとの1、2着だったのですが、とても強い勝ち方をしていました。
だから、次の年のクラシック戦線でもきっと活躍できるだろうと思っていたし、シンザン記念でも1番人気に推されることになったのです。
そして、念願の重賞制覇となった2012年の関屋記念。2着のエーシンリターンズも牝馬で、牝馬らしい鋭い末脚が光ったレースでした。
ドナウブルーの上がり3ハロンは32.6で、2着馬は32.5!しかも、このレースの上がり最速は32.4という、とんでもない高速のレースでした。
勝ったレースではありませんが、2012年のヴィクトリアマイルやマイルチャンピオンシップといったGⅠレースでの勇姿も見ていただきたいです!
ドナウブルーの魅力
全妹のジェンティルドンナは割と大柄な牝馬だったのですが、姉のドナウブルーは最後のレースが最高馬体重の444kgで、ディープ産駒の牝馬らしく小柄でした。
細身で、上品な馬体。かわいらしい顔が好きでした。もちろん、その鋭い末脚も魅力です。
ドナウブルーは引退後、ノーザンファームで繁殖牝馬になりました。
引退後にグリーンチャンネルがノーザンファームにドナウブルーの取材に行って、鈴木淑子さんが対面されていました。
これは雑誌「優駿」のジェンティルドンナの記事に書かれていたのですが、二頭の母のドナブリーニ、ドナウブルー、ジェンティルドンナは気が強いところがあるそうです。
ジェンティルドンナは母親としては新米だった頃にも、集牧の際には、子どもと共に真っ先に門のところに陣取っていて、一番先に帰ることができるように待っていたとか(笑)。
これは、ドナブリーニもドナウブルーも同じことをしていたそうです。血統も競走成績も良い馬たちだから、やはり気が強いんでしょうか(笑)。
ちょっと話が飛びますが、現役時、1回だけ最終追いきりでドナウブルーとジェンティルドンナが併せ馬をしていたことがあって、その映像の録画を今でも大切に保存しています。
全妹のジェンティルドンナの記事はこちら↓
ドナウブルーは昨年までに5頭の産駒が誕生し、初仔のイシュトバーンはダートでオープンクラスまで出世しましたが、残念ながらその後亡くなったそうです。
2番仔のドナウデルタは現役で、この仔もオープンクラスまで出世しています。
これからも末永く元気で、良い仔を出してほしいと思います。
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