ディープインパクトは注目度が高く、現役時代、現役を引退する時、そして悲しいことですが、天国に旅立った時に、DVDや本、雑誌、グッズが発売されました。
この記事では、ディープインパクトのDVD、本、雑誌、グッズなどをまとめてご紹介します。
天国に旅立った時の商品は、積極的に探す気になれなかったので、抜けているものもあるかもしれません。
また見つけたら、追加していこうと思います。
ディープインパクトのプロフィールは、ディープインパクトってどんな馬?をご覧ください。
ディープインパクトのDVD
まず、以下の4点のDVDをご紹介します。
- ディープインパクト~無敗の三冠馬はこうして生まれた~ エイベックスマーケティング
- ディープインパクト 三冠への奇跡 ポニーキャニオン
- ディープインパクト~日本近代競馬の結晶 ポニーキャニオン
- 武豊 ターフのヒーロー15 ”DEEP IMPACT” エピックレコードジャパン
上記のDVDは現役時か、現役を引退してすぐの頃に発売された商品ですので、残念ながら中古品しか入手できない商品が多いと思います。
どのDVDにもディープのレース映像が収められており、関係者へのインタビューなども収録されています。
このなかで、「ディープインパクト~無敗の三冠馬はこうして生まれた」はNHKの番組なので、実況もNHKのアナウンサーが担当しています。
「ディープインパクト 三冠への軌跡」と「ディープインパクト~日本近代競馬の結晶」は、フジテレビ系列のテレビ局のアナウンサーの実況です。
菊花賞の時の馬場アナウンサーの「日本近代競馬の結晶」という名セリフが聞きたい方は、この2つのDVDを見られるとよいでしょう。
「ターフのヒーロー」は、おそらくはグリーンチャンネルの実況だったと思います。
実況によって、レースの印象も結構変わりますよね。
このなかで私の一番のお勧めは、やはり、「ディープインパクト~無敗の三冠馬はこうして生まれた」です。
ディープにはまるきっかけになった番組なので、やはり忘れられないです。
武豊騎手のインタビューを堪能されたい方は、「ターフのヒーロー」でしょうか。
「ディープインパクト~日本近代競馬の結晶」には、俳優の緒方直人さんがアイルランドやイギリスに取材に行かれた時の内容が収められています。
ディープのお母さんのウインドインハーヘア(今年29歳ですが、北海道のノーザンホースパークで元気に過ごしています!)について取材したものです。
お母さんとディープは似ているところがあったようで、とても興味深かったです。
*楽天市場
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このほかに、各テレビ局では数々のディープ追悼番組が制作されました。2019年10月頃に放送されたものが多かったです。
民放の番組はおそらく再放送されることはないと思うのですが、NHKが制作したいくつかの番組は再放送の可能性があると思います。
NHKで再放送されるとしたら、BSではないかと思うので、チェックされるとよいかもしれませんね。
*追記
2020年に以下のブルーレイが発売されました。
「ジャパンサイアー、世界を翔ける。ディープインパクトとキングカメハメハが日本競馬に遺したもの」
ディープと同じように金子真人オーナーの所有馬だったキングカメハメハ。ダービー馬になり、種牡馬になっても大活躍しました。
キングカメハメハも2019年に、ディープの後を追うように天国に旅だちました。
その2頭の現役時代と種牡馬時代の活躍を収めたブルーレイです。
金子オーナーは取材をあまりお受けにならないのですが、このブルーレイには出演されて、所有馬の思い出を語っていらっしゃいます。
でも、私は購入したんですが、まだ見ていないんです(苦笑)。
ディープが旅立ってから発売された雑誌などは、ちょっと辛くて見られなくて。そのうち見られる時が来るかもしれません。
この商品はDVDはなくて、ブルーレイだけです。
そして、ブルーレイを扱っている店舗や通販サイトでは取り扱いがなく、競馬関係のHPだけで通信販売されています。
価格は税込みで1,500円。
売上は全額、公益財団法人 ジャパン・スタッドブック・インターナショナルが運営する「引退名馬繋養展示事業」に寄付されるそうです。
詳しくは日本競走馬協会のHPをご覧ください。
こういう商品はあまり数も作られないと思うので、欲しい方はお早めに購入されることをお勧めします。
ディープインパクトの本、雑誌、コミック
ディープに関する本や雑誌は、今は中古品でしか手に入らないものがほとんどだと思います。
そのなかで、私が良いと思ったものをご紹介します。
本
まず、ディープインパクトの調教助手を務めていた池江敏行さんの著書をご紹介します。
真相
著者: 池江敏行 出版社: 百夜書房
凱旋門賞失格の事件があり、「真相」などとセンセーショナルなタイトルになっていますが、誠実に書かれた本だと思います。
凱旋門賞失格や引退をめぐるエピソードも書かれていますが、決して無意味に人を煽る書き方ではありません。
ディープは現役時代の2年間、一度も放牧に出ないでずっと厩舎にいました。
今は、レースに出走した後はすぐに、近くの育成牧場の施設に放牧されるのが当たり前の時代です。
ディープが現役だった15年ほど前にも、一度も放牧に出ないという馬は、他にはいなかったのではないかと思います。
ですから、毎日調教をつけていた池江助手の苦労と気遣いは、察するにあまりあります。
ディープのことを知りたいと思われる方は、ぜひ一度読んでいただきたいと思います。
ディープインパクト―無敗の三冠馬の真実著者: 島田明宏 出版社: 廣済堂出版
ありがとう、ディープインパクト 最強馬伝説完結
著者: 島田明宏 出版社: 廣済堂出版
競馬やスポーツを中心に幅広く活躍されているフリーライターの島田明宏さんの本です。
前者はディープの現役時代に出版された本で、後者は引退する時に出版された本です。
島田さんは武豊騎手との親交も深く、武騎手への取材も数多く担当されています。
武騎手への取材で得た知識や情報が盛り込まれており、読みやすいので、何回も読みました。
*2021年3月20日追記
衝撃の彼方 ディープインパクト
著者: 軍士門隼夫 出版社: 三賢社
実は私もまだこの本を読んでいないのですが(笑)。
雑誌の「優駿」に連載されていた「名馬の一生 ディープインパクト」の記事を加筆修正したものだそうです。
お伝えしたように、ディープ関係の書籍は今中古版しかないものが多いので、新品が入手できるのは貴重です。
最近ウマ娘でディープに新たに興味を持ってくださった方もいるようです。
そういう方に、ディープとはどういう馬だったのか知っていただくのには適した本でしょう。
私は第10章の天国に旅立つ時の話は読めそうにないですね。
最近は電子版の本を購入することが多いですが、写真がきれいだったら紙版でほしいかも。
雑誌
ディープの引退時には多くの雑誌や本が出版されましたが、特に気に入っていたのはこの本です。
ディープインパクト衝撃の軌跡 著者: サラブレ 出版社: エンターブレイン(角川GP)
記事の内容も読み応えがあり、写真もたくさん掲載されていました。
ディープが旅立ってから、ディープを追悼する雑誌がいくつか発売されました。
買ったことは買ったのですが、まだ「追悼」とか考えたくなかったので、読んでいません。
- 追悼ディープインパクト (Gallop21世紀の名馬シリーズ) 週刊Gallop
- 優駿 2019年9月号 中央競馬ピーアール・センター
- Number(ナンバー)987「ラグビー日本代表W杯詳報 撃破。/秋競馬決戦秘話」文藝春秋
Numberは2019年の10月に発売されたものですが、当時ラグビーの日本代表がW杯で快進撃を続けていたため、その記事も多いです。
そのほかに、ディープの追悼特集も組まれています。
コミック
ディープインパクトは漫画の題材にもなっています。現役引退前後に、以下の作品が発売されました。
- 優駿の門[特別編] ディープインパクト 作者: やまさき拓味 秋田書店
- ブレイブハート ディープインパクト物語 作者: 盛田賢司 シナリオ: 工藤晋 小学館
優駿の門の単行本は2007年に発売されています。
やまさきさんは「優駿の門」という競馬をテーマにした作品を連載されていました。
その特別編として、ディープを題材にした作品を描かれています。
ディープが仔馬だった時代から、現役を引退するまでのストーリーです。
ブレイブハートはもともと2006年に発売されましたが、2016年5月に新版が発売されました。
著者とシナリオ担当の方は同じなので、コミックの内容は最初に発売されたものと変わらないと思います。
ただ、表紙は違っています。
表紙に特別コラムが掲載されていることが書かれているので、新版ではそのコラムが追加されたのかもしれません。
栗東トレーニングセンターに移動して、武騎手がデビュー前に初めて追い切りでディープに騎乗する頃から物語が始まります。
宝塚記念を勝利して、いよいよ海外に向かうというところでストーリーは終わります。
どちらも少年漫画の作者さんで、少年漫画を読み慣れていない私には新鮮な感じでした。
演出がとてもドラマチックで、躍動感がありますね。
今では、紙版はどちらも中古しか手に入らないと思います。
ただ、優駿の門のほうは楽天Koboで電子版が読めます。
ディープインパクト 優駿の門 特別篇【電子書籍】[ やまさき拓味 ]
ディープインパクトのグッズ
現役時代も、引退してからも、数多くのディープのグッズが制作されました。
その中から特に印象的なものをご紹介します。
・リヤドロのディープインパクト
スペインの有名磁器ブランド、リヤドロが制作したディープインパクトの像です。
日本限定で3,000体だけ制作された作品です。
リヤドロの原型彫刻家が、北海道の社台スタリオンステーションに来て、2週間にわたり、ディープの体を計測したり、ディープのデッサンを何枚も制作しました。
その様子がテレビ番組になって、放送されていました。
寒い中、何枚も何枚もデッサンをしている様子に、そこまでやるのかと感心した覚えがあります。
ディープがいなくなった後、たまたま行った高島屋でこの商品を見かけて、泣きそうになりました。
とても魅力的なのですが、お値段がなにせ396,000円という高額だものですから・・・。見るだけですね(笑)。
・日本郵政グループ ディープインパクト追悼記念切手
2019年12月に、日本郵政がディープの追悼記念切手を発売しました。
シールタイプの84円切手が5枚入ったシート1枚と、クリアファイル1枚、台紙がセットになっていました。
税込みで1,300円。
私は発売当日にネットで買おうとしたのですが、発売初日にも関わらず品切れでした。現在は販売されていません。
ほかにも、ターフィー通販クラブやノーザンホースパークのオンラインショップで、ディープのいろいろなグッズが販売されています。
ノーザンホースパーク公式サイト – 馬とふれあえる北海道のテーマパーク
時間が経つごとに、ディープに関する商品は入手しづらくなると思います。早めに手に入れておく必要がありますね。