ディープインパクトを知ったきっかけ
ディープを知る前に、競馬を見たことはそれほどありませんでした。
まわりに競馬をやっている人がいなかったし、競馬に詳しい人もいませんでした。
ただ、オグリキャップが活躍していた頃に(年がばれる・・・)、ニュースや情報番組で競馬場に行く女性が増えていることが報道されていました。
当時、競馬場に一緒に行こうと誘われたこともありましたが、結局行かずじまい。
競馬ってどんなものかと思って、テレビでG1レースを見てみたことは2、3回あるという程度でした。
NHKの夜7時のニュース
ディープが3冠レースに出走していた2005年に、食事の支度をしている時、いつもつけていたNHKの夜7時のニュース。
キャスターの畠山さん(この方も好きでした!)が、
「大記録に挑戦している競走馬がいる」
とアナウンスして、興味を引かれて画面を見てみたところ、映っていたのがディープだったというわけです。
後でわかったことですが、それは3冠の最後のレース、菊花賞前の最終追いきりの様子を伝えるニュースでした。
シンボリルドルフ以来21年ぶりに、無敗の三冠馬が誕生するかもしれないという状況でしたので、まさに大記録だったわけです。
騎手は武豊さんだと聞いて、さすがに武さんのことは知っていたので、一層興味を引かれて、週末にテレビでレースを見てみることにしました。
NHKの菊花賞実況中継
それで、週末にレースを見てみたのですが、菊花賞はひやひやもののレースだったのです。
3000メートル走るというのに、前半は騎手との呼吸が合わず、突っ走っていました。
前半は抑えめに走って、最後まで力を温存するのが長距離レースのセオリーなのですが。
競馬のことを何も知らないで見ていたので、実況のアナウンサーが、ディープのことを
「今日はかかっている」
と言っていて、「かかるって面白い言い方だなー」と新鮮な感じがしました。
その時はディープのことを何も知らずに見ていましたが、そんなにすごい記録なら、達成されればいいと思っていました。
実際に3冠を達成した時は「よかったな」と思いました。
NHK特集「ディープインパクト~無敗の三冠馬はこうして生まれた~」
菊花賞が行われた日の10日くらい後に、上記のNHK特集が放送されました。
なんとなく録画していたのですが、その番組を見て、一気にディープの大ファンになりました。
その当時、録画を10回ぐらいは繰り返し見て、ファンになってからも何度も見ていますので、今までに見た回数は数え切れません(笑)。
この番組は3冠達成までを追う内容でしたが、NHKはディープが古馬になってからも取材を続けていたようです。
後に古馬になってからのディープのドキュメンタリーと合わせて、BSで放送されていました。
番組では、ディープが生まれた時の様子、育成時代、栗東トレーニングセンターの池江泰郎厩舎に入厩してからの様子を伝えています。
さらに、3冠レースを戦っている時の厩舎スタッフの努力やディープの様子、ディープの走りの科学的な分析なども紹介されています。
競馬やディープに興味のある方には、ぜひ見ていただきたい番組です。
私がこの番組の中でディープにはまった(笑)と思ったのは、冒頭で出てきた札幌競馬場で3歳の夏を過ごした様子を見たことでした。
朝、市川厩務員が厩舎に行って、ディープの馬房の扉を開けるのですが、その時の可愛らしい姿に、すっかり心を奪われてしまいました。
また、走ることが大好きで、自分のペースで突っ走ろうとしてしまうディープに我慢を教え込むべく、池江助手が調教をつけている様子もとてもよかったです。
本当は自分のペースで走りたいのに、首を下に曲げるようにして、一生懸命我慢しているディープがけなげで可愛かったです。
今日はディープを好きになったきっかけをお話ししましたが、これからもディープについてはお話ししていきたいと思っています。