昨日の夜、以下のコラムを見つけて、ブログを書きたいとジタバタしてました(笑)。
どうしてもこのエピソードを皆さんに知ってほしい!と思って。
ディープインパクト、コントレイル、矢作調教師・・・/大澤幹朗の競馬中継ココだけのハナシ
https://t.co/GqKXHWOIv4— 亀谷競馬サロン (@kametani_salon) December 2, 2021
このコラムを書いたのは、アナウンサーの大澤幹朗さん。
グリーンチャンネルの中央競馬中継や、海外競馬中継の司会でおなじみですね。
私には、先日ラヴズオンリーユーが勝利したブリーダーズカップの中継や、エイシンヒカリがイスパーン賞で勝利した時の中継の印象が強いです。
詳しくはぜひ大澤さんのコラムを読んでいただきたいのですが、ここでは私の感想を記します。
ディープインパクトのラストラン、有馬記念での出来事
2006年12月24日に開催された有馬記念。ディープのラストランでした。
大澤さんはグリーンチャンネルでお仕事を始められた最初の年で、キャスター仲間の方々と中山競馬場に行かれていたそうです。
ディープのラストランということで、競馬ファンのみならず、世間の人々からも注目を集めていて、中山競馬場にも入場制限がありました。
大澤さんのコラムによると、
その時、後方の調教師ルームから、頭はテンガロンハット姿、
手にはバズーカ砲かと思うほどの巨大な望遠レンズを装着した一眼レフカメラを持った一人の男性が、
1コーナーの外ラチに向かって一直線に走って行きました。
当日はマスコミにも厳しく行動が監視される、いわゆるピリピリムード。
その男性も、すぐにJRAの職員に注意され、それでもディープインパクトの最後の走りを
可能な限りのベストポジションからカメラに収めようと
外ラチ沿いの僅かな隙間に陣取っていました。
皆さんも想像がつくと思いますが、この男性が矢作調教師です。当時開業2年目で、この1年後に重賞初勝利を挙げられたとか。
語弊を覚悟で言いますが、現役の調教師が、ただの競馬ファンの如く目をキラキラさせながら、
興奮気味に自分のカメラに歴史的名馬の姿を収めようとしていた光景は衝撃的でしたし、今でも忘れられません。
それから5年半後、ディープインパクト産駒初のダービー馬は、
矢作厩舎初のダービー馬でもあるディープブリランテだったこと。
そして、ディープインパクトがこの世を去った直後に、
再び矢作厩舎から牡馬におけるディープインパクトの最高傑作コントレイルが現れたこと。
私には宿命としか思えません。
・・・。ジーンとしました。
そうか、こういう方が管理されている厩舎だからこそ、ディープ産駒初のダービー馬、ディープブリランテも出たんだなと思いました。
ディープブリランテが矢作厩舎に来ることになったのも、セレクトセールで上場された時に馬を見たことがきっかけだったと聞きました。
馬を見て、どうしても自分の厩舎で管理したいと思い、関係者の方に自分のところで預からせてほしいと頼みに行かれたそうです。
それまで、そんなお願いをしたことはなかったとのこと。
そして、後に無敗の三冠馬、コントレイルも矢作厩舎にやってくることになります。
それに、今年は海外で大活躍しているラヴズオンリーユーも矢作厩舎の管理馬ですね。
もちろん、矢作厩舎で活躍した馬はディープ産駒以外にもたくさんいます。
それに、矢作調教師が特にディープ産駒に思い入れがあるということもないと思います。
でも、ディープファンの私にはとても嬉しいエピソードでした。
矢作調教師は元は競馬ファンだっただけに、競馬ファンの気持ちがよくわかっておられて、メディアの取材も積極的に受けられているそうです。
コントレイルのラストラン勝利後も、Youtubeのファン向けの番組に電話で出演もされていましたね。
残り少ない世代ではありますが、矢作厩舎からまた活躍するディープ産駒が出ることを祈っています。
また、ディープブリランテやコントレイルの産駒の活躍も楽しみです。