コントレイル

コントレイル引退 – 鮮やかな飛行機雲を残して

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11月28日に東京競馬場で開催されたジャパンカップで、

コントレイルが勝利し、有終の美を飾りました🎉

黒光りする美しい馬体がパドックを周回するのを見ながら、私の心に浮かんできたのは後悔と反省でした。

なぜそう思ったのかは後で記そうと思います。

皆さんはレースや引退式を見て、どのような感想を持たれましたか?

私はコントレイルの強い姿を久しぶりに見ることができて、とてもうれしかったです。

それに、いつもは冷静な福永騎手がレース直後からインタビューまで、ずっと号泣されていたのに驚きました。

合流された厩務員さんも、陣営の方々も涙涙で、こんなに感極まった引退レースって珍しいんじゃないでしょうか。

それだけ受けてきたプレッシャーが大きく、最後にコントレイルが見事に勝利してくれたことの喜びも大きかったんでしょうね。

あとは、お辞儀が可愛かったっすね❤

引退式が始まる時も❤。

まあ偶然なんですけども(笑)、引退式の時は横にいる助手さんの動作を見て、自分も首を下げています。

だから、レース直後も福永騎手や助手さんの動きにつられたということはありえるのではないかと。

ディープも引退レースの有馬記念の後、池江調教師とお辞儀しあっているような写真がありましたね。

やはり親子ということかな?

コントレイルは額の📞の形の流星も話題になり、人気のある馬でした。

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コントレイルの戦績振り返り

まずは改めて、コントレイルのプロフィールをご紹介します。

コントレイル

2017年4月1日生

父 ディープインパクト 母 ロードクロサイト

母父 Unbridled’s Song

馬主 前田晋二さん  矢作芳人厩舎所属

通算成績 11戦8勝

主な勝鞍 2021年ジャパンカップ(GⅠ)、2019年ホープフルステークス(GⅠ)

2020年に無敗で三冠を達成

こうやって見てみると、立派な成績じゃないですか?

2歳から引退する4歳まで毎年GⅠを勝って、馬券圏内を外したことはありません。

私自身も含めて(そうなんです!申し訳ない・・・)、とやかく言われるような成績ではありません。

「無敗の三冠馬」に対する期待って、大きすぎます💧 くどいですけど、私も含めて💧

でもこれも、最後のレースを勝利で飾ってくれたから言えることかもしれません。本当に勝ってくれてよかった・・・。

JRAの今年のカレンダー、11月にはシンボリルドルフとトウカイテイオーの写真が掲載されています。親子ですね。

その説明文を読んでいたら、シンボリルドルフについて以下のように書かれていました。

菊花賞から強行日程のジャパンカップこそ惜敗もそこから有馬記念、天皇賞(春)とまた無敗の王道。

しかし一転、宝塚記念を跛行で回避。天皇賞(秋)でも伏兵の強襲に屈する。

意地を懸けた再びのジャパンカップ。世界の強豪を静かに圧倒。前走と1年前の雪辱を果たす。

え?そうだったの?なんか誰かさんの戦績によく似てませんか(笑)。

無敗の三冠馬だったルドルフにも紆余曲折があったんですね。でも、もちろんとても強い馬ですが。

だから、コントレイルだってそんなに責められることはないのにと考えて、あ、そうか。

ディープの戦績と比べるからいけないんだという結論に至りました。私も含めて(くどすぎる)。

コントレイルのお勧めのレース

ここでは、コントレイルのお勧めのレースをいくつか挙げます。

2019年東京スポーツ杯2歳ステークス

このレースではライアン・ムーア騎手が騎乗しました。

後に福永騎手がこのレースの映像を見て、2着馬に大きな差をつけているのに、

「ライアン、最後までしばいてた」

みたいなことをおっしゃっていて、印象に残っています(笑)。確かに、最後まですごく追ってるんですよね。

あれはムーア騎手のスタイルなのか、欧州の競馬ではそういうやり方なのかはわかりませんが。

2020年菊花賞

次は無敗の三冠を達成した菊花賞です。

2着のアリストテレスも素晴らしい走りをして、着差はわずかにクビ差。苦しいレースでしたね。

でも、その苦しいレースを勝ちきったコントレイルは素晴らしいです。

netkeiba.comに11月28日付けで掲載されている矢作調教師の手記が面白かったです。

コントレイルは当然ですが、オーナーサイドの期待がとても大きな馬でした。

コントレイルが最優秀2歳牡馬に選出されて、JRA賞受賞式に出席した矢作調教師は、来年の目標を聞かれたオーナーの返答に驚いたそうです。

オーナーはきっぱりと「三冠です」とおっしゃったとか。

矢作調教師自身の考えは違っていました。

僕は一瞬「えっ!?」と固まりましたが、会長も「そうや」と。

2400mも懐疑的だった僕としては、思わず「3000mまで行くんかーい」と心のなかで呟きました(笑)。

面白いですよね。

福永騎手もジャパンカップの後に「本当は3000mを走れるような馬ではない」とおっしゃっていましたね。

そう考えると、コントレイルの距離適性は本当は1600m~2000mといったところでしょうか。

そういう馬が菊花賞を勝ちきったことがすごいです。

菊花賞で勝利した後の記事はこちら↓

祝!!ディープインパクト産駒コントレイル、無敗の三冠達成ディープインパクト産駒のコントレイルが、 見事無敗の三冠を達成しました🎉 早速喜びのスポーツ...

2021年ジャパンカップ

それと、もう一つお勧めなのが、やはり引退レースのジャパンカップ。

最後抜け出して、後続に2馬身つけて勝利する姿を久しぶりに見られて、本当にうれしかったです。

ダービーも強い勝ち方でしたし、皆さんも他にお気に入りのレースがあるかもしれませんね。

課題を克服してきた名馬

よく知られた話ですが、コントレイルは1歳の終わりから2歳春にかけて、球節に不安が出て、乗り込みが全くできませんでした。

ようやく乗り始めたのは2歳の6月だそうです。

矢作調教師はそのたった3ヶ月後にコントレイルが新馬戦で強い勝ち方をしたことに、とても驚かれたとのこと。

矢作調教師は引退式で、

宝塚を回避したのは疲れだけでなく、実は脚部不安もあった

ともおっしゃっています。

また、福永騎手はジャパンカップ後にスポーツ紙に寄せた手記に、

適距離ではない3000メートルの菊花賞で死力を尽くした後、昨年のジャパンCにタフなローテーションで臨んだことで、

競馬に対してネガティブな感情を持ったように感じました。

と書かれています。

また、引退式でも福永騎手は「どの牧場で生まれても、どの厩舎で育てられても三冠馬になった馬ではない」とおっしゃっていました。

ツイッターに、「天才ディープインパクトの息子は天才ではなかった」と書かれている方がいました。

福永騎手が天才と謳われたお父様の福永洋一騎手の息子であることも、コントレイルと重なるところがあると。

ディープも蹄が薄いことや、いろいろ課題はありましたが、やはり天才型だったかな。

コントレイルは牧場や厩舎の方々、福永騎手に支えられて、このような立派な成績が挙げられたのだという思いを強くしました。

本当の強さはこれからわかる

福永騎手もおっしゃっていましたが、私もコントレイルの本当の強さは、種牡馬になって、産駒が走り出してからわかるのではないかと思っています。

わずかに11戦というキャリアですし、知られざる面がまだまだあったかも。

私はコントレイルが無敗の三冠馬になってから、レースの結果だけに目が行ってしまっていました。

昨年秋のジャパンカップから、今年のジャパンカップ当日までずっとそうでした。

でも、先日のレース前にパドックを歩いている美しい姿を見ながら、なんてもったいないことをしてきたんだろうと感じて、後悔しました。

もうこれでコントレイルは引退してしまうのに。最後のレースまでそのことに気づかずにいたなんて。

もっとコントレイルという馬自身を知るようにして、応援すればよかったのに。

レース結果にこだわりすぎるのは、私の悪い癖なんですよね。

だからこれから、レースも見直してコントレイル自身を知る努力をしたいと思います。

もちろん、産駒の活躍にも期待して。

コントレイルの種付け料は、ディープの初年度と同じ1200万円に設定されたそうです。

これからも大きな期待を背負うことになるけど、頑張れ!!

では、最後にコントレイルに今伝えたいこと。

コントレイル、これまで本当にごめんなさい。そして、ありがとう!

無事に引退できてよかったです。いつまでも元気で、良い仔を送り出してください!

お父さんの分も、絶対長生きしてね。

コントレイルについては、これまでにもいくつか記事を書いてきました。よろしかったら
どうぞ↓

コントレイル、ディープと同じく無敗の2冠達成!!これまでは引退した産駒の話を書いてきたのですが、今日は珍しく現役の産駒の話を書きます。 コントレイル、無敗の2冠制覇おめでとう&#...

菊花賞前

ラストラン前

ディープのラストランでの矢作調教師のエピソード

グランアレグリア、コントレイルが引退することになり、ディープ産駒の活躍にも一区切りつくのかなと寂しく思っていました。

でも、まだまだわかりません。

スノーフォールのように、突然どこからともなく現れて(笑)、

「え?そんなに強かったの?」

と皆を驚かせる仔がまだいると思います。

新たなスーパーホースの出現を信じて、これからもディープ産駒の活躍を見守っていきたいと思います。

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POSTED COMMENT

  1. 中本 より:

    Twitterで、スージーさんの投稿を楽しませてもらっていた中本です。10月3日の凱旋門賞以来投稿がなく、心配していました。
    Twitterでの直接のやりとりの方法がわからず、このような形を取り、申し訳ありません。
    元気そうで良かったです。

    • Susie より:

      中本さん、コメントありがとうございます。
      ツイッターの件はご心配をおかけしてしまい、申し訳ございませんでした。
      体調には全く問題がなかったのですが、しばらくツイッターを見られない
      状況になっていました。

      コントレイルとグランアレグリアが見事な有終の美を飾ってくれて、また
      ツイッターを見ることができるようになりました。
      それで、前々から考えていたのですが、ディープ関係のツイートを
      独立させて、新しいアカウントを作ることにしました。
      さっそくフォローしていただいて、ありがとうございます。

      またしばらく休んだりする可能性があるので、あまり大々的に
      するのではなく、ひっそりと運営していきたいと思います(笑)。

      これからもお気が向いた時にツイッターもブログも覗きに
      来ていただけたらうれしいです。

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