いやあ、先週末はディープ産駒に関していろんなことがありましたねえ・・・。
本当にいろんなことがあったので、ここでまとめておきたいと思います。
- ファンシーブルー、オペラ賞を回避
- Fierce Impact、豪の2019-20年度最優秀中距離馬に選出
- グランアレグリア、スプリンターズステークス優勝
ファンシーブルー、オペラ賞を回避
これは本当にびっくりしました。まさかこんなことになるとは思っていなかったので。
ファンシーブルーは、フランスで凱旋門賞が開催された10月4日、同じロンシャン競馬場で行われるオペラ賞に出走を予定していました。
先週末のフランスは雨が多くて、不良馬場になることが予想されていたので、ディープ産駒のファンシーブルーが出走してもどうなんだろうか、疲労ばかりがたまっても・・・と思っていたのですが。
そこで、思いもしないことが起こります。凱旋門賞にも4頭が出走を予定していたエイダン・オブライエン調教師の厩舎で使用していた飼料に問題があることがわかったのです。
飼料に禁止薬物の成分が入っていることがわかり、凱旋門賞に出走する4頭や、凱旋門賞の前日、当日に他のレースに出走する予定だった馬が検査を受けることになりました。
薬物の成分が体内から排出されていれば、出走できるということだったのですが・・・。
結局凱旋門賞に出走する4頭をはじめ、オブライエン厩舎の馬は出走を取り消しました。
その中には、武豊騎手が騎乗予定だったジャパンも含まれていました。
武騎手は、新型コロナウイルスの感染予防対策で、自主隔離が必要になることを覚悟して、フランスに渡られたんですけど・・・。
オブライエン厩舎の馬の中には、オーストラリアに遠征していた仔たちもいます。現在、その仔たちは検査を受けて、結果待ちだそうです。
今は問題の飼料を使用していないそうなので、レース日までになんとか出られる状況になるといいなと思っています。
オーストラリアまで遠征して、レースに出られないのはかわいそうですから。
それで、ファンシーブルーなのですが、このニュースを聞いた時、ファンシーブルーもこの飼料を食べている可能性が高いのではないかと思いました。
ファンシーブルーを管理しているのは、エイダン師の息子のドナカ師ですが、厩舎を開業してからまだそれほど時間が経っていません。
これから独自のやり方をしていくのかもしれませんが、今の段階ではお父さんの厩舎のやり方を取り入れているのではないかと思ったからです。もちろん、使う飼料も。
その考えはやはり正しかったようで、ファンシーブルーもオペラ賞を回避しました。
そのニュースを聞いて、とてもがっかりしました。自分でもこれほどオペラ賞への出走を楽しみにしていたのかと驚くぐらいに。
でも、冷静になって考えてみれば、オペラ賞への出走を取りやめたことは、ファンシーブルーにとっては良かったのかもしれません。
凱旋門賞でディアドラに騎乗したスペンサー騎手は、「田んぼのような馬場だった」と言っていたようですし。
10月17日にアスコット競馬場のGⅠレースに登録がありますし、コンディションが整って出走できるようなら、そちらのレースを楽しみにしたいです。
ちなみに、ファンシーブルーは11月15日に阪神競馬場で開催されるエリザベス女王杯に登録しています。
ドナカ師は以前、リップサービスかもしれませんが、エリザベス女王杯に出走するのもいいかもと言っていました。
ツイッターにもこの登録を喜ぶ声がありますが、私はファンシーブルーには海外で頑張っていてほしいと思っています。
国内にはディープ産駒がたくさんいます。海外にいる仔は少なくて、ファンシーブルーのようにGⅠで勝ち負けする仔は本当に貴重だからです。
アスコットのレースに出走した後は、できればアメリカに行ってほしい。
ディープ産駒は世界各国でGⅠ勝利を収めていますが、アメリカでレースに出る仔は少ないです。
当然まだアメリカのGⅠも未勝利です。2017年のブリーダーズカップ ジュベナイルフィリーズターフで、Septemberが3着になりましたが。
馬場が悪くなるということで、飼料の問題が明らかになる前に凱旋門賞を回避していたLoveが、ブリーダーズカップに参戦するという話が聞こえてきています。
Loveが出るレースをうまく避けてですね(笑)、ファンシーブルーもブリーダーズカップに参戦してほしいなあ。
Fierce Impact、豪の2019-20年度最優秀中距離馬に選出
Fierce Impactも先週末のレースに出走しました。
Fierce Impactの今の目標は2040mのレースのコックスプレートです。
これまで主にマイル戦に出走してきたので、今回出走したヒルステークスは2000mという距離に慣れるという意味があったようです。
残念ながら3着でしたが、Fierce Impactを管理している調教師さんは走り自体には満足しているということで、予定通りコックスプレートに向けて調整されるとのことです。
そして、昨日、オーストラリアでは2019-20年度の年度代表馬や最優秀騎手などが発表されました。
その中には、Fierce ImpactがRegal Powerと共に、最優秀中距離馬に選出されたといううれしいニュースが🎉!
Fierce ImpactはこれまでにGⅠを3勝していますしね。
と言っても、調べましたところ、この2019-20年度というのは2019年8月1日~2020年7月31日までの期間だそうです。
昨年の10月と11月に勝ったGⅠレースはこの期間内ですが、今年の9月に勝ったGⅠレースは対象外ですね・・・。
つまり、GⅠレース2勝に対する評価だということですね(まあ、他のレースも評価されるのでしょうが)。
今年もGⅠレースを勝っているんだし、堂々と賞を受け取れますね。
グランアレグリア、スプリンターズステークス優勝
なんと言っても先週末はこれでしょう。本当にうれしかったです。
https://twitter.com/Susie73629484/status/1312942139672723459
グランアレグリアは、いつも私に元気をくれます。
ディープが旅立ってから、競馬自体からしばらく遠ざかっていた私。
重賞やGIはさすがにチェックしていたのですが、高松宮記念でのグランアレグリアのすばらしい走りをみて、また競馬を見ようという気持ちになりました。
なんかその暴力的なまでに強い(笑)走りを見ていると、
「何をごちゃごちゃ言ってるの!私の走りを見なさい!」
と言われているようで(笑)。
今回のレース前も、ファンシーブルーの回避やその他のことでちょっと落ち込んでいた私に、
「何を落ち込んでるの!私の走りですかっとしたら」
と言われたみたい(笑)。はい、すかっとしました、十分に。何回も見てすかっとしますよ。
先週末は国内外でGⅠレースに複数頭出走していましたが、勝ったのはグランアレグリアだけ。
でも、GⅠを勝つことはそんなに簡単なことではないので、1頭勝てば十分です。
そして、今回のグランアレグリアの勝利も含め、ディープ産駒の今年のGⅠでの勝利をまとめると以下のようになります。
https://twitter.com/Susie73629484/status/1312924723630673922
まだまだ上積みしたいですね。
そして、グランアレグリアには、これからもそのとんでもない強さを見せてほしいです。
今年は状況的に無理ですが、来年にはできれば海外遠征もしてほしいです。
グランアレグリアは母父がタピットということもあり、できればアメリカに行ってほしい。
ディープ産駒も残り少なくなってきますし、アメリカにもぜひ足跡を残したいですね。
以上、なんだかいろいろあった先週末の振り返りでした。
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