ディープ産駒

キズナ 思い出のディープ産駒 その16

ディープ産駒の思い出を綴っていますが、今日取り上げるのはキズナ。

キズナにはいろいろエピソードがあって、どれから取り上げればいいのか迷います。ファンも多い馬ですよね。

でも、私にとってはジョッキーとの関わりが一番印象深いです。

それではまず、キズナのプロフィールをご紹介します。

キズナ

2010年3月5日生

父 ディープインパクト 母 キャットクイル 母父 Storm Cat

馬主 前田晋二さん  佐々木晶三厩舎所属

通算成績 14戦7勝

主な勝鞍 2013年日本ダービー(GⅠ)、2013年ニエル賞(GⅡ)、2014年産経大阪杯(GⅡ)

インスタグラムにも書きましたが、私、なんでかわからないんですけど、キズナってもっと最近の馬だと思ってたんです(笑)。

今回の記事を書くにあたって、改めてキズナのプロフィールを調べ直したら、ディープの3世代目の産駒なんですね。

ディープブリランテとジェンティルドンナの1年下で、デニムアンドルビーと同期。そういえば、ディープブリランテの翌年のダービー馬でした。

なんでそんな勘違いしてたのかなあ。それだけキズナの印象が深いということかもしれません。

キズナは2010年生まれ。ということは、もう今年10歳になったんですね。本当に時のたつのは速いものです・・・。

キズナという名前が、東日本大震災からの復興を願って名付けられたことは有名です。

生産牧場のノースヒルズさんでは、幼い頃から「この世代の一番馬」として期待を一身に集めていたそうです。

ディープとStorm Catという泣く子も黙る黄金血統ですし、期待に違わぬ活躍を見せてくれました。

2012年10月、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えてデビュー。見事デビュー勝ちを収めます。

佐藤騎手もキズナには大きな期待を寄せていましたが、怪我をして長期休養を余儀なくされます。

3戦目からは武豊騎手に乗り替わり、以降は引退レースまでずっと武騎手が手綱を取りました。

武騎手も2010年に落馬事故で骨折し、復帰してからも前ほど有力馬に騎乗することができなくなっていました。それで、成績も低迷していました。

その苦しい時期にも武騎手を支えていた馬主さんの一人が、ノースヒルズ代表の前田幸治さん。

以前前田さんのインタビューを見たことがあるのですが、武騎手について、

「あれほどのジョッキーが、骨折したからと言って技量が落ちることは全くない」

と言い切っておられたのが印象に残っています。前田さんは人情を重んじる熱い方なんだなと思いました。

キズナに話を戻すと、武騎手に乗り替わってからの重賞の2戦を勝つことができず、皐月賞への出走が危ぶまれることになりました。

陣営は弥生賞で敗れた後、目標を日本ダービーに絞り、皐月賞には無理をして出走しない決断をします。この決断が結果的には功を奏したのですね。

満を持して出走した日本ダービーでは、最後の直線でエピファネイアをかわして見事1着!

武豊騎手の勝利インタビューでの

「僕は帰ってきました」

という言葉は、覚えていらっしゃる方も多いと思います。

武騎手はディープの現役時代、全レースの手綱をとってくれましたし、私もとても好きな騎手です。

武騎手がディープ産駒に乗って、大きいレースで勝ってくれると、どの騎手が乗ってくれるのよりうれしいのは確かなのですが・・・。

でも、すばらしい実績があり、人気も高いので、武騎手が大レースで勝つと、メディアでの報道や話題が武騎手にほとんど持っていかれてしまうのがちょっと・・・💦。

「一生懸命走ったのは馬なんだから、もっと馬にも注目してやって」

と毎回言っています(笑)。

キズナはダービーで勝利した後、秋は凱旋門賞への出走を発表。

フランスに渡り、前哨戦のニエル賞に出走します。そして、同年の英ダービー馬を負かして1着。

本番も期待されましたが、残念ながら4着。でも、大健闘だったと思います。

同じくこの年の凱旋門賞に出走していたオルフェーヴルは2着。優勝馬はトレヴで、オルフェーヴルとは5馬身差だったので、この年はしかたがないにしても。

でも、なんでオルフェーヴルって、前の年の凱旋門賞勝てなかったんでしょうか(苦笑)。だって、もう勝ってましたよね、ほとんど。

特にオルフェーヴルが好きというわけではないのですが、不思議でしかたがありません。気分的に何かあったんですかねえ・・・。

キズナは帰国後、産経大阪杯で勝利を挙げましたが、2015年の天皇賞(春)に出走後、屈腱炎を発症して引退しました。

2014年の天皇賞(春)で4着になってから、2015年2月に京都記念に出走するまで、間が結構空いているので、出走レースはそれほど多くありませんでした。

キズナのお勧めレース

佐藤哲三騎手とコンビを組んでいた2戦目の黄菊賞は雨が降っていて、稍重の発表だったんですが、馬場がけっこう悪かったと記憶しています。

でも、強い勝ち方をしてくれたので、翌年のクラシックレースへの期待が高まりました。

日本ダービーももちろんお勧めですし、フランスのニエル賞もぜひ見てほしいです。

日本ダービーは上空から撮影した映像を見たことがあるのですが、最後先頭に立って、そのままゴールするところが爽快でした。東京競馬場の馬場の緑もとても綺麗で良かったです。

キズナの魅力

キズナは古馬になってからは、段々若い頃と体つきも変わってきて、適距離も3歳時よりは短くなってきていました。

3歳時はその鋭い末脚が魅力でしたが、古馬になってからはしぶとさが出てきたような。

青鹿毛の馬体も綺麗でしたね。種牡馬になってからは、たてがみを伸ばしていて(今はどうかしら)、なんかワイルドでセクシー❤って感じになってました(笑)。

ご存知のように、キズナは引退後、社台スタリオンステーションでスタッドイン。

2019年に産駒がデビューし、JRAファーストシーズンサイアーチャンピオンに輝きました。ディープの後継種牡馬の中では先頭を走る活躍を見せています。

これからもずっと元気で、たくさん良い仔を送り出してほしいと願っています。

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